なぜキリンビールは万年2位なのか? アサヒとの“扱いの違い”とは…

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9月5日放送の『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列、毎週火曜22:00~)では、「宿命の対決!キリンvsアサヒ 夏の激闘」と題し、ビールメーカーの激烈なシェア争いに密着した。

「安売り規制」「若者のビール離れ」「昼間のCM放送禁止」さらには「客に対して試飲もさせられない」と、逆風が吹き付けるビール業界。そこで激しいトップシェア争いを繰り広げてきたのが、キリンとアサヒだ。

今年、シェア万年2位が続くキリンは、ライバルで常に首位を獲得しているアサヒの看板商品「スーパードライ」の牙城を崩すべく、特に力が入っていた。主力の「一番搾り」を4年ぶりにリニューアル、今年こそトップシェア奪還と意気込んでいる。アサヒ攻略の先兵となったのが、キリンで関西方面を担当している営業マンの小畑義典さん(35歳)だ。「スーパードライを応援する」という飲食店などが多い、厳しい地域を任された。

番組では、最もビールが売れる「スーパーマーケット」の棚取り合戦に密着。6月からの「安売り規制」もあり、価格をめぐる小売り側のスタンスもシビアになっている。バイヤーに「新一番搾り」の良さを伝える営業スキルから、ライバルの動向をにらんだ仕入れのタイミング、店頭PRの打ち方など、ビール営業マンの全知全能をかけた戦いが始まっていた。7月中旬、「新一番搾り」の評価について、まずまずの評価をバイヤーから受けた小畑さん。しかし、ライバル・アサヒもキリンの新製品が出ることを知り、周到に動いていた。お盆明け、何げなくスーパーのチラシを見た小畑さん。そこには、キリンとアサヒの扱いについて、明確な違いがあった……。

また、この回では、森永製菓のロングセラー商品「チョコモナカジャンボ」の人気にも迫った。

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