声優の宮野真守が、8月29日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系列、毎週火曜24:12~)に出演。子役時代に体験したエピソードなどを語った。
現在所属している劇団ひまわりで、もともと子役として活動していた宮野。声優の仕事については全く知らなかったが、初めて受けた声優のオーディションで合格したのがきっかけとなり、声優の世界に飛び込んだそう。宮野は「海外ドラマで1年間レギュラーのお仕事をいただき、そこから道が開けました。最初モノを食べる芝居ができなくて悩んでいたら、当時のディレクターに僕の口の中にみかんをバーッて突っ込まれて、“これでしゃべっとけ”って。それからOKはもらったんですけど、こういう職人芸もあるなって思いました」と当時の苦労を明かした。
劇団出身の経験を生かしてダンスを取り入れた歌手活動をしていることから、自身の人気の理由を問われると「ありがたいことに、声優のお仕事ってアニメのキャラクターがまず人気になるんですね。プラスで中の声優を見てくれるということで、イベントが多かったんですよ。そこで外に出て行くと“ワー”って言ってくれるのが多くなりました」と謙遜しつつ答えた。
また、学生のときに夢中になったことを尋ねられた宮野は「ずっと劇団に入っていたので、とにかく目立ちたかったんですよ。例えば体育祭の時は(応援団の)団長になりました。チームごとに色分けがあって自分たちはピンクだったので、ピンク・レディーを踊ったんです。そこで“ペッパー警部”を使わせていただいて自分のオリジナルの動きを入れたものを作りました。後輩にも“やれ”って命令して、“絶対1位獲れるから”って」と自信満々だったのだが、結局はビリから2番目……。その結果を受けて宮野は「僕、“皆ごめんな。1位取れると思ったのに”って号泣しました」と高校時代のエピソードを振り返った。
この他、自身の女性のタイプについては「よく笑ってくれるタイプの人が好きです。ふざけるのでそれに対して笑ってくれる子が好きですね」と話し、MCの笑福亭鶴瓶も「笑ってる人ってええで。しゃしゃり出ないやつね。しゃしゃり出とるやつは目ついたろか思うわ」と宮野の意見にユーモアを交えて同意していた。