240万人に1人の難病…23歳パリピの闘病生活

公開: 更新:

8月14日に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京、毎週月曜28:00~)で、240万人に1人の難病と闘う23歳パリピに密着した。

この番組は、同局にて毎週水曜21時から放送中の『家、ついて行ってイイですか?』の傑作選。終電を逃した人にタクシー代を払うので「家、ついて行ってイイですか?」とお願いし、家について行く“完全素人ガチバラティー”だ。

この回で、スタッフが渋谷でインタビューを行っていると、踊るためにクラブへ行っていたというパリピ2人組に遭遇。その1人・ゆいかさん(23歳)が快く家について行くことを許可してくれたので場所を聞くと、なんと栃木。実家暮らしで、父、母、2歳の妹と合わせて4人で住んでいると明かした。

現在、保育園で看護師をしているというゆいかさん。以前は大学病院で看護師をしており、体調を崩して辞めてしまったという。「今は元気なんですか?」とスタッフが質問すると、なんとゆいかさんは「今、240万人に1人しかならないガンなんです」と告白。病名は、嗅神経芽細胞腫。嗅覚を司る神経から出るガンだそう。鼻血が止まらなくなり、病院に行ったところ、最初は「神経内分泌がん」と診断。「抗がん剤と放射線治療をやりましょう」と言われたが、「私のガンは顔だから、顔に放射線を当てると火傷や日焼けみたいになって、“顔の広範囲が黒くなる、一生痕が残る”って言われたんです。22歳で女の子だし、オシャレもしたいし、“放射線治療やりません”って言って……。本当はどっちもやった方が生きていられるけど、顔に痕が残るのが耐えられなかった」と、当時を振り返った。

そんな時、ゆいかさんに転機が。耳鼻科に見てもらったところ「もしかしたら神経内分泌がんじゃなくて、嗅神経芽細胞腫かもしれません」と言われたという。嗅神経芽細胞腫だと、抗がん剤治療を受けず、手術をして陽子線治療で完治する可能性があり、ゆいかさんは「生きる希望が生まれて、今年の4月中旬に手術を受けた」と明かした。

また、「1回地獄を見たら、怖いものがなくなった」と語ったゆいかさん。今は思いついたことをすぐやるようにしていると言い、次にやろうとしていることを聞くと「アロマの検定を受けたい」そう。「(病気で)嗅覚障害なのに、絶対無謀だと思うんですけど……。元々アロマとか好きだったので、“嗅覚一生戻りません”と言われた時はショックでした。でも、人が無理って思っていることを1個でもできたら、他の嗅覚障害の人が“やってみよう”ってなるんじゃないかな」と話していた。

PICK UP