BSジャパンにて8月12日（土）21時から放送される『歴史散歩 偉人たちの末裔は今？』で西郷隆盛の末裔を取材する中、今までメディアに公開されなかった西郷隆盛の肖像画が発見された。鹿児島市在住の古美術収集家が持っていたもので、今回の放送の中で初めて公開されることになる。

同番組では、歴史上の偉人たちの末裔は今どこにいて、何をして、どのように暮らしているのかを調査。偉人たちの子孫を探し出し、家訓、家宝、遺品を紹介しながら一族に伝わるDNAに迫る。

西郷隆盛研究家・冨永重己さんによれば、画の構図やタッチは、明治初期に活躍した日本画家の服部英龍の画に似ているものの、やわらかい表情はこの画独自のもので、画の中の御印から英龍の弟子・雲龍が残したもの。幕末のヒーローだった西郷隆盛には写真が残されておらず、ミステリアスな生涯を送った隆盛の貴重な資料になるという。

脇坂清人プロデューサーは、「取材の過程の中で西郷隆盛の肖像画などゆかりのお宝を数多く所有されている方に出会いました。ご厚意により今まで一度も公開しなかった肖像画を初公開していただくことになりました。写真が残されていない西郷隆盛のミステリアスなプロフィールに迫る貴重な資料だと思います」とコメントを寄せている。