大人気アニメ『けものフレンズ』の舞台が、6月14日（水）より品川プリンスホテル Club eXにて開幕。このほど取材会が行われ、サーバル役の尾崎由香、オカピ役の野本ほたる等キャスト陣と、脚本・演出を務めた村上大樹が、舞台の見どころや意気込みなどを語った。

『ケロロ軍曹』の吉崎観音がコンセプトデザインを手掛け、アニメだけでなく、コミックス、ゲームなど各メディアで展開されてきたメディアミックスプロジェクトである『けものフレンズ』。舞台では、ヒトの姿をしたキュートなアニマルガールが繰り広げる大冒険を、アニメとは違うオリジナルストーリーで描く。また、メインキャラクターのサーバル、フェネック、アライグマ、ジャパリパーク（※登場人物たちが暮らすサファリパーク型動物園）のペンギンアイドルユニット「PPP（ぺパプ）」役を、アニメそのままの声優陣が演じることでも話題となっている。

今年3月にアニメが終了したばかりの『けものフレンズ』。舞台化について、村上は「話が出てからすぐの公開だったので、かなり集中して内容を決めて、キャストの皆さんに集まってもらいました。時間との戦いの中で、ようやく初日を迎えることができました」と語り、感慨無量の様子。見どころについては、「なんといっても、“あの『けものフレンズ』の世界をどういう風に舞台にするか”ということに尽きる。かばんちゃん（※アニメに登場するキャラクター）がいないことや、新たなフレンズが登場するなど、かなりアニメと設定が違うのですが、そんなフレンズたちがどういう風にストーリーを紡いでいくのかを見ていただきたい」とアピールした。

また、村上は「2次元のものを真似してやろうということではなく、僕たちなりに、3次元にした時ジャパリパークがどんなものになるのか、どんな楽しいことが起きるんだろうかを考えて作ったので、アニメを見て好きになった人も“こんな風に舞台って楽しめるものなのか”と感じてほしい」と述べ、「ジャパリパークを体感できるのはここしかないので、特別な経験を是非楽しんで」とファンに呼びかけた。

舞台ならではの魅力について、野本は「アニメにはいないフレンズがたくさんいるので、どんなキャラクターか楽しみにして見に来てほしい」とコメント。尾崎は「セットや衣装などにも、アニメとは違った魅力が満載。舞台を見て、癒されて帰ってほしい」と語っていた。

このほかにも、取材会にはフェネック役の本宮佳奈、アライグマ役の小野早稀、ロイヤルペンギン役の佐々木未来、コウテイペンギン役の根本流風、ジェンツーペンギン役の田村響華、イワトビペンギン役の相羽あいな、フンボルトペンギン役の築田行子、マンモス役の仁藤萌乃、ヒツジ役の西川美咲、ホワイトタイガー／サーベルタイガー役の酒井蘭、オオフラミンゴ役の幸野ゆりあ、タヌキ役の加藤里保菜、クロヒョウ役の稲村梓、チーター役の石井玲歌、シロナガスクジラ役の伊藤梨花子が出席した。