大杉漣、テレ東で再び“本人役”「たまには役名欲しい」

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女優の篠原涼子と俳優の大杉漣が、7月よりスタートする新ドラマ『居酒屋ふじ』(毎週土曜24:20~)に“本人役”でゲスト出演することがわかった。

永山絢斗大森南朋がW主演を務める本作。東京・中目黒にある居酒屋「ふじ」に引き寄せられた、今イチ人生がパッとしない売れない若手俳優・西尾栄一(永山)が、大森(本人役)をはじめ、実名で登場する常連客の著名人から語られる言葉や、「ふじ」の“おやじ”が残した豪快な逸話に刺激を受けながら、泣き、笑い、挫折を感じながらも、再び夢を追い始める姿を描いた人情味溢れるヒューマンドラマだ。

1991年の『映画みたいな恋したい』以来、約26年ぶりにテレビ東京出演となる篠原は、第1話に“本人役”として登場。実在する居酒屋「ふじ」には25年前によく通っていたと言い、「(店の)おとうさんとおかあさんが大好きで、悩み事があると1人で来て、話を聞いてもらっていたのが印象的です」と振り返った。

また「このドラマの出演はとても良い経験」と明かし、「20代の頃を思い返せるような、“ふじ”のおとうさんに“もう一度、初心を大切にしような”と言われているような気持ちになりました」としみじみ。主演の2人については、「大森さんとの共演は久々ですが、相変わらず気さくに対応してくれて、永山さんとも『アンフェア the end』(2015年)以来ですが、久しぶりではない感じで、家族というかお友達みたいに会話ができるし、安心してお芝居ができました。今回はゲストなので少ししか出演できないのが寂しいです」と語った。

また、第2話には大杉漣が“本人役”で出演。前クールのドラマ『バイプレイヤーズ』でも本人役で出演しており、「最近テレ東ではなぜか本名で出ているんで、たまには役名も欲しいなと思ったりしています(笑)。テレ東の深夜恐るべし……ちょっとツボなんです」とコメント。さらに「自分の内面にあるスケベな部分を全部吐き出しているような役で、是非見て楽しんでいただけたらと思います」と視聴者にメッセージを送った。

この度、ドラマのレギュラーキャストも解禁に。「居酒屋ふじ」の“おかあさん”高橋光子役を立石涼子、店の常連でブティック魔原蛇(まはらじゃ)の店長・玲子さん役を平田敦子、同じく常連で建設会社の社長・翔ちゃん役を諏訪太朗、西尾の母親・西尾たま美役を余貴美子、西尾のバイト先の主任・秋山賢治役を中村元気、同じくバイト先の先輩社員・工藤俊介を村上淳が演じる。それぞれのコメントは以下の通り。

<高橋光子役 立石涼子>
即興芝居のような感じで、楽しいですね。撮影が進む中で、今このシーンでどの料理を出せばいいか、いろいろ工夫しながらやっていきたいですね。実際の「ふじ」の常連さんが、「お店がお休みの時は心配でおかあさんに電話をする」と言っていて本当に家族のように愛されているおかあさんの魅力を私なりに探していきたいですね。

<小林翔次(翔ちゃん)役 諏訪太朗>
セットが、本当の「ふじ」にいるみたいで凄いですね。楽しく酔っ払いたいですね。料理も、「ふじ」の料理と同じ味を再現しているので、ものすごく美味しいです。長崎監督とは、30年近く一緒に映画の仕事をしているんですが、ドラマは初挑戦なので、すごく新鮮です。

<真山玲子(玲子さん)役 平田敦子>
撮影で、ノンアルコールビールを飲んでいるのですが、普段あまりビールを飲まないせいか、少し酔いますね(笑) 玲子さんは、ブティックの店長なんですが、派手なお洋服を着せて頂けるので、楽しみです。楽しく、自然に、やりたいです。お料理も、「ふじ」のお料理みたいに美味しく作って頂いているので、なるべく食べたいと思います。

<西尾たま美役 余貴美子>
西尾栄一の母親役なのですが、息子が通っている「居酒屋ふじ」に来て、息子と飲める母親もいいなと思いました。今回、岐阜弁を初めて使うのですが、だんだん使ううちに、難しいのですが、音が良くて話していて楽しくなってきました。お酒が飲みたくなるような音ですね。

<秋山賢治役 中村元気>
今回は、かなりミーハーな役どころですね。村上さんのパワーに押されまくりで、ついていくのがやっとですが(笑) 負けないように、がんばります。

<工藤俊介役 村上淳>
主演の永山さんは、僕の変則的なリズムの芝居も受けてくれて、とてもやりやすいです。僕自身、視聴者の気持ちになって芝居に参加する、という思いが強くなっていて。プロフェッショナルなスタッフが揃っているので、ものすごいクオリティーのモノができるのは間違いないのですが、おかしな変則的なリズムが入ると面白いんじゃないかと。なので、自分は相手に変な間を入れた芝居を意識しています。がっちりした芝居は尊敬する、付き合いの長い南朋くんに任せようかなと。

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