歌舞伎俳優の尾上松也が、テレビ東京系列にて7月よりスタートする新ドラマ『さぼリーマン甘太朗』（毎週木曜25:00～）で主演を務めることがわかった。

本作は、「中間管理録トネガワ」で話題の原作・萩原天晴（漫画・アビディ井上）による人気コミック「さぼリーマン飴谷甘太朗」（講談社「モーニング」KC所載）のドラマ化。主演は立役（男役）から女方までさまざまな役をこなす、注目の若手歌舞伎俳優・松也。歌舞伎以外でも、声優や番組MCなど幅広く活躍する松也は、今回が連続ドラマ初主演となる。

松也が演じる飴谷甘太朗（あめたにかんたろう）は、吉朝出版で営業マンとして勤務する独身のメガネイケメン。仕事を完璧にこなし周囲の信頼も厚いが、彼にはひた隠しにする“ある秘密”があった。それは「仕事をサボってスイーツを食べること」。甘太朗は今日も手早く外回り営業を終わらせて、背徳的な甘味の園へと向かうのだった。

また、甘太朗がスイーツを堪能する老舗の甘味処から知られざる名店すべて実在する店。さらに、ハイスピードカメラを多用した映像の数々や、VFXで表現される「スイーツに酔いしれる甘太朗の脳内イメージ」も見どころの1つ。従来のグルメドラマとは一線を画す“異次元スイーツドラマ”となっている。

オファーを受けた際、「素直に嬉しかった」という松也は「メインテーマが甘味！　実は私自身、一人で甘味処に食べに行くくらい甘いものが大好きで、“スイーツ男子”という言葉が生まれる前からの、根っからの“スイーツ男子”ですので、世の中のスイーツ男子を代表して、今回のドラマに出させていただくことは、まさに野望の一つが叶ったような気持ちでいます」と目を輝かせた。

作品の内容については、「コメディー色が強いドラマなのですが、何が面白いかといいますと甘太朗がふざけているわけではなく、本気でスイーツを愛しているところです。それが滑稽に見えます。しかし、スイーツは彼にとって他人に知られてはいけない秘め事。ですので、普段の優秀なサラリーマンの時と甘味を食べてトリップした時との差があればあるほど、スイーツ愛というものが表現できるのかなと思いますので、そこを意識して演じています」と明かした。

そして「スイーツ好きの方にはぜひ見ていただきたいドラマですし、実際にお店にも足を運んで、甘太朗のトリップをみなさんにも体験していただきたいです。このドラマを通してスイーツ好きがより増えて、私のようなスイーツ男子が生活しやすい環境ができたらいいなと思います！」と視聴者にメッセージを送っている。