西田敏行「三國連太郎さんが降りてきた」ドラマ『釣りバカ』への思い

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テレビ東京系列にて4月21日よりスタートする新ドラマ『釣りバカ日誌Season2 新米社員浜崎伝助』(毎週金曜20:00~)の舞台あいさつ付き第1話完成披露試写会が18日、丸の内ピカデリーにて行われ、主演の濱田岳をはじめ、広瀬アリス吹越満西田敏行が出席した。

本作は、国民的映画「釣りバカ日誌」の初の連続テレビドラマ化作品。Season1では、初回視聴率10.8%、平均視聴率8.1%を記録した。また、今年の1月2日には、“新春ドラマスペシャル”として特番を放送。こちらも、他局に豪華番組が並ぶ中、視聴率7.5%を獲得した。Season2では、“新入社員”から“新米社員”になったハマちゃん(濱田)が、しっかり……するワケもなく、相変わらずのマイペースっぷりで大騒動を巻き起こす。もちろん、スーさん(西田)との釣りバカ師弟コンビも健在だ。

Season2放送決定の報告を受けた際、「素直に嬉しかった」という濱田は「Season1の最初は『釣りバカ日誌』という名前や役柄の偉大さにプレッシャーがあって、最後までやみくもに頑張っている感じだったのですが、お客様の声を受けて、Season2へ繋がり、幸せな気分になりました」と明かした。

また、この丸の内ピカデリーは、映画版『釣りバカ日誌』のファイナルで舞台あいさつを行った場所だということで、西田は「感慨無量です。三國(連太郎)さんと2人で立たせていただいたのですが、その時に三國さんが“すいません、おトイレ行ってきて良いですか?”と言っていた。そして、私も今おトイレに行きまして、三國さんが降りてきたんじゃないかというくらい、急に尿意を感じました(笑)」としみじみ語った。

そんな中、ハマちゃんの“釣りバカ”のように、自身の“〇〇バカ”を聞かれた出演者たち。濱田は「ハマちゃんを演じていて気になるのは、釣り。大好きなものがあるのは羨ましい。しいて言うなら、お酒かなぁ」と言い、西田は「納豆バカ。数年前に心筋梗塞を患いまして、治療用の薬として納豆と飲み合わせの悪いものを勧められたんです。私はそれを“別の薬にしてください”と泣きながら頼みました。納豆が食えないんだったら、寿命が2、3年縮んでもいいやと思った。納豆がなくちゃ生きていけない!」と“納豆愛”を語った。

そして広瀬は「私は漫画ですね。自分の家が漫画喫茶になりつつある。20歳の時に自分の趣味が何もないことに気づいて、漫画を集め始めました。今は壁一面が漫画です」と意外な一面を告白。吹越は「僕も酒が好きで、3年くらい1日も飲まない日はない。あとは、親バカ。娘のワガママを何でも聞いちゃう」と明かした。

最後に、濱田は「子どもの頃から『釣りバカ日誌』が大好きで、役者としても憧れる作品だった。終わった時は、出演する夢が叶わないものになったと思っていたら、ドラマで復活すると聞いて、西田さんと共演するだけでも嬉しいのに、浜崎伝助を演じられることになって、新しいシリーズを作っていけることがとっても幸せ」と改めて喜びを噛みしめ、西田は「22年間、映画で浜崎伝助を演じさせていただいて。オファーを受けた際、“『男はつらいよ』の併営作品だから、肩肘張らないでやれば良いよ”と言われたのですが、私はそれを真に受けて“客が入らなかったら『男はつらいよ』のせいだ”と無責任に引き受けました。それが1作で終わると思っていたら、なんと22年も続いて。今度は新しいシリーズをドラマでやると聞いて、“あなたにはスーさんをやってもらいたい。ハマちゃんは濱田岳さんにやってもらう”と言われた時、1も2もなく“OK!”とさせていただきました。こうなったら『釣りバカ』が永久に続いていったら良いなと思っています」と、期待を寄せていた。

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