「文春砲」情報源を元記者が告白!アイドルを逆恨みしたファンのタレコミも

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「週刊文春」で19年間記者を務め、現在はフリージャーナリストの中村竜太郎が、4月6日(木)に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況秘報告~』(テレビ東京系列、毎週木曜24:12~)に出演。次々とスクープ記事を放つ“文春砲”の秘密を赤裸々に語った。

週刊文春の編集部には「グラビア班」「連載班」のほかに「特集班」が4~5班あり、それぞれに数名の記者が所属。ジャンル分けはなく、芸能、スポーツ、政治など、全てのジャンルを担当している。

ネタを決める会議は雑誌の発売日である毎週木曜。朝の11時頃に集まって、各記者がそれぞれ5本ずつプランを出していく。世の中にまだ出ていないとっておきの話を毎週5つ用意するのは至難の業。どれだけ独自のネットワークを持っているかが大事になってくる。「今、思い返しても胃が痛くなる。新人でネットワークが無い人なんかは、ずっと号泣していた」と、ネタ集めの苦労を振り返った。

雑誌の制作スケジュールは、発売週の木曜日から翌週の火曜までに記事を仕上げて本を出版するという流れ。そんな短い時間の中で、驚愕のスキャンダル記事を発信し続けている「文春砲」だが、気になるのは情報の出どころ。

芸能人の場合は、ヘアメイク、飲食店従業員、元業界人などが多いのだが、時には意外な人たちが情報源になることも。中村いわく「AKB48なんかは、彼女たちのことが好きな担当記者がいて、その彼がファンから情報を集めることもある」とのこと。自分の好きなアイドルが誰かと付き合っているという情報を入手すると、逆恨みとしてタレコミをするケースもあり、ファンだからこそ知るアイドルの秘密は大きなネタにつながるらしい。

また、ブログやツイッターも貴重な情報源。写真に映り込んだ異性やレストランの名前が記された食器などで人間関係や行動パターンが分かってしまうという。

常にスキャンダルを追いかけているため「監禁されて日本刀で脅かされたり、家に嫌がらせの電話がかかってきたりする」と語った中村。危険と隣り合わせの職業である記者の懐事情を探ってみると「年俸制なので、どんなにスクープを出しても基本的には変わらない。一般のサラリーマンよりちょっとだけいいぐらい」と、決して稼ぎが多い職業ではないことを明かしていた。

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