テレビ東京系列にて毎週木曜18時55分から放送中のアニメ『ポケットモンスター サン＆ムーン』は、世界中で大人気のテレビアニメ『ポケットモンスター』シリーズの最新作。ニンテンドー3DSソフト「ポケットモンスター サン・ムーン」が発売される前日の2016年11月17日より放送がスタートし、主人公のサトシ、そして相棒のピカチュウが新たな舞台「アローラ地方」で冒険を繰り広げている。

そんな『ポケットモンスター サン＆ムーン』に、お笑い芸人のあばれる君がキャラクターとして出演することが決定。“ポケモンアニメに出演したい”と願うあばれる君が『ポケモンの家あつまる？』（毎週日曜8:00～、略して『ポケんち』）の企画にて、アニメ制作会社である「株式会社オー・エル・エム」に潜入した際、冨安大貴監督に頼み込んだところ「あばれる君を模したキャラクターとして出演すること」を打診されたのだった。

そして、ついにあばれる君が登場する「電撃猛特訓！カプ・コケコとの再戦!!」 が、3月23日に放送。本名の「古張裕起（こばり ひろき）」にちなみ“ヒロキ”と名付けられ、あばれる君自身が声優を務めたキャラクターが、サトシと会話し、バトルするなど、ポケモンアニメの世界で活躍する。

今回、「アニメの放送が待ちきれない！」というあばれる君にインタビュー。念願叶ってポケモンアニメに出演が決まった時の気持ち、自身を模したキャラクター「ヒロキ」について、アフレコを終えての感想、見どころなど“ポケモン愛”をたっぷりと語っていただいた。

――アニメ出演が叶い、『ポケんち』で共演されている皆さんはどのような反応を？

みんな、一緒になって喜んでくれました。でも、どうやら僕のことを疑っていたみたいで、見た瞬間「思ったより上手い！」って拍手して驚いていました。初めて『ポケんち』のみんなに褒められたんじゃないかな。

――演じる「ヒロキ」はどのようなキャラクターですか？

僕本人です！　演じているというよりは、僕自身がアニメに出ていると思ってもらえれば。設定としては、サトシたちが通う「ポケモンスクール」の生徒で、手持ちのポケモンは「ドロバンコ」です。

――キャラクターが作られる上で、あばれる君が提案した部分はあったのですか？

設定については何も触れていないのですが、アフレコをする上で、バトルが終わった後の「ハァ、ハァ……」という息遣いだったり、僕の熱い部分を入れ込んだのですが……。音響監督の三間雅文さんから「そんな犬みたいな吐息いらないから」って言われました（笑）。

――昨年公開された劇場版『ポケモン・ザ・ムービーXY＆Z「ボルケニオンと機巧のマギアナ」』ではポケモン「オニゴーリ」の声優を務めていらっしゃいましたが、今回、人間の役を演じてみていかがでしたか？

言葉をしゃべるので、言い方ひとつで意味が変わってしまうので、緊張してアフレコに挑みました。ひとつのセリフでも、自分の中で色んなパターンを作っていって、それを冨安監督と三間さんに聞いてもらいました。2人とも「それは違う！」「それは良い！」とコメントをくれたので、それで取捨選択していった感じですね。

――アフレコに挑む上で参考にしたもの、アドバイスをもらった人は？

それはもう、『ポケんち』の管理人（中川翔子）でしょう！　しょこたんほど、ポケモンに気持ちを入れ込む人はいないのではないでしょうか。アフレコ前に「どうしたら良いですか？」って聞いたら、「人を演じるのとポケモンを演じるのは全然違うんだからね！　なんとかかんとか～！　なんとかかんとか～！　なんとかかんとか～！」って言われたんですけど、早口過ぎて何て言ったか全然わかりませんでした。でも、熱い気持ちは伝わってきましたね（笑）！

――監督から演技指導などはあったのでしょうか？

言われたことは……「ポケギャグ（ポケモンのギャグ）面白いよ」ってことだけしか……。監督は、意外と自由にやらせてくれました。自分の中で作っていった3パターンをやらせていただいたんですけど、それも「自分の好きなように」と言われて。

――3パターンの中から自分で選択したということは、あばれる君の中でだいたいキャラクター像が決まっていたんですね。

ま、本番ではその3パターンの中にない、全然違う感じでやったんですけどね！

――（笑）すごく楽しみです。