ビートたけし主演ドラマ『破獄』に橋爪功、松重豊、寺島進、中村蒼ら

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ビートたけしが主演を務める「テレビ東京開局記念日 ドラマ特別企画『破獄』」(4月12日21:00~)の追加キャストが発表された。

本作は、読売文学賞を受賞した吉村昭の同名小説(新潮文庫刊)を、脚本・池端俊策、監督・深川栄洋で30年ぶりにドラマ化。脱獄阻止のエキスパートであり、監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守部長・浦田進(たけし)と、緻密な計画と大胆な行動力、そして無尽蔵の体力を武器に、犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した無期懲役囚・佐久間清太郎(山田孝之)との奇妙な共生関係を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」そして、「人と人の絆とは何か」を描く、究極の脱獄&追跡エンターテインメントだ。

追加キャストと演じる役柄、コメントは以下にて紹介する。

<網走刑務所長・貫井千吉 橋爪功
私、吉村昭さんの大ファンでありまして、以前といってもかなり昔ですが、32年前に放送したドラマ『破獄』を観て圧倒されたことを何故か昨日のことのように覚えています。その後、やはり吉村さん原作の『海も暮れきる』というドラマに尾崎放哉役で出演し、その作品もやはり強烈な思い出として私の中に残っています。とても稀有なことです。何度かお酒のお供をし、たくさんのお話しを伺い、ご自宅にも押しかけた私に、今回『破獄』出演のオファーがありました。断るわけがありません。完成した作品はまだ観ていませんが、撮影中私の耳には吉村さんの物静かな声がずっと聞こえていました。もう1度お酒を飲みながらこの作品を一緒に観られたらどんなにいいかと些か感傷にふけってしまいました。今回たけしさんも山田くんもまさにドンピシャの配役で今から出来上がりをわくわくしながら待ち望んでいます。

<小菅刑務所長・大田坂洋 松重豊
監督と役者、役者と役者、どちらの関係においてもたけしさんとのお仕事は刺激的で、役者というお仕事の原点に還るひとときでした。

<札幌刑務所長・仁科久 寺島進
たけしさんとの共演は久々で、とても良い緊張感で撮影をやらせていただきました。

<通訳・田島公平 渡辺いっけい
僕が演じる日系人通訳は非常にクレバーな性格という設定なんですが、たけしさん演じる主人公が米軍の将校にしっかりと自分の意見をぶつけ始めるので、かなり慌てる事になります。状況設定も含め、興味深い役どころでした。個人的には、たけしさんと山田くんのシーンが楽しみでしょうがないです。山田くんがこの囚人役をどう演じるのか、たけしさんがそれをどう受け止めていくのか、非常に興味深いです。

<網走刑務所看守部長・泉吾郎 勝村政信
看守という役を演じることはなかなかありません。時代や、地方独特の考え方もあり、監督の要望で、軍人に近いキャラになりました。あまり演じたことのない苦手な役だったので、新鮮ではありました。破獄ですから、やはり山田くんが演じた複雑で強靭な役柄でしょう。その脱獄犯と、たけしさん演じる看守長との奇妙な関係が、不思議で非常に面白いです。僕らも実際に最強寒波が来ていた、網走の牢獄でロケを敢行しました。その臨場感も是非観ていただきたいです。

<網走刑務所専任看守・藤原吉太 池内博之
看守役というのは初めて演じました。実際、網走監獄での暮らし、仕事というのは、当時の時代背景の中では、非常に大変だったと思います。この作品で破獄する佐久間、それに翻弄されていく看守たち、佐久間と浦田との深い絆、佐久間がどのように脱獄したのかにも注目して観ていただければと思います。

<網走刑務所看守・野本金之助 中村蒼
どのシーンも緊張感が漂っていてとても刺激的な空気感の中お芝居することが出来ました。僕の演じた野本という人間は佐久間に翻弄されていきます。たけしさんと山田さんと面と向かってがっつりお芝居をさせてもらえてとても光栄でした。登場人物のみんなが、その時代に必死に生きて闘っています。そんな力強い姿を見てきっと明日を生きる力を貰えると思います。

そのほか、札幌刑務所看守・香取豊吉役に上杉柊平、憲兵・今野太役に渡辺邦斗、館員の男・太田照夫役に水間ロン、網走刑務所看守・丸蔵之助役にダンカン、網走刑務所看守・三角四郎役に岩田丸、札幌刑務所看守・住本三郎役に芦川誠、刑事・久保川俊二役に田村幸士、秋田刑務所看守・畑正一役に内村遥が決定。

また、本作の題字は、国内外を問わず活躍の場を広げ、音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーション、 斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める書道家・武田双雲が制作。同局のバラエティ『たけしのニッポンのミカタ!』(毎週金曜22:00~)に武田が出演した際、MCのたけしの依頼により実現。その迫力のある作品に、芸術家でもあるたけしが「やっぱすげぇ~なぁ~」と漏らす程の出来栄えとなっている。

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