デーブ大久保、コーチ時代の暴行は「100%僕が悪い」騒動の渦中で自殺未遂も

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野球解説者でタレントとしても活躍しているデーブ大久保(50歳)が、2月9日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況秘報告~』(テレビ東京系列、毎週木曜24:12~)に出演。西武ライオンズでコーチを務めていた時代に起こした、選手への暴力行為にまつわる騒動について赤裸々に語った。

1984年、ドラフト1位で西武ライオンズに入団した大久保は、石毛宏典、秋山幸二、工藤公康、清原和博らと球団史上初の5連覇を成し遂げた黄金期メンバーとして活躍。その後、トレードで巨人に移籍し、ポッチャリとした体型から“デーブ”の愛称で多くのファンから愛された。

引退後、西武の打撃コーチに就任。熱血指導で、後輩選手たちの成長をバックアップしていた。しかし、2軍コーチを務めていた2010年に、ドラフト1位で入団した菊池雄星選手への暴力行為が発覚。一週間の自宅謹慎の末、結果的には解雇され、職を失ってしまう。

当時を振り返った大久保は「今、考えるとその当時はまだ全然若かったし、自分の指導が正しいと思い込んで偏見を持って善悪を定めていたんですよ。お前の言うこと、やっていることは悪いと一方的に相手の話は聞かず、噂だけで雄星を責めた。これはもう最低な僕のミス」と反省。

球団と裁判を起こすことになるが「俺の指導は正しかったっていうのを見せたかったけど(裁判を)やっているうちにケンカをしている相手のほうがみんな分かっていることに気付いた。自分が悪いって分かり出すんです。あれは、100パーセント僕が悪い」と、自分の非を認めた。

過去にも暴力事件で略式起訴されたことがある大久保に対して、世間は大バッシング。あまり知られていなかったが、謹慎中に自殺未遂騒動を起こしていた。近所の居酒屋さんで、いつもよく飲んでいる学校の先生と会った大久保は気が緩んだのか、泥酔。家に帰るまでは明確に覚えているが、そこから先の記憶がないという。

「翌朝、起きたら酒を一本空けていて、カーテンレールにひもをくくった状態だった。たぶん(首を)吊ってたんです」と、精神的に追い詰められて無意識に自殺を図っていたことを明かした。

この日は他に、タレントの松村邦洋が心肺停止で生死をさまよった衝撃体験を、お笑いコンビ・響の長友光弘が意外と儲かる副業の実態を告白。また、個性派俳優の斎藤洋介が“しゃくれ顔”にまつわる面白エピソードを披露した。

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