『SRサイタマノラッパー』がドラマ化、入江悠監督・キャストらは続投

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入江悠が監督・脚本を務めた映画『SRサイタマノラッパー』シリーズ初となるドラマ『SRサイタマノラッパー~マイクの細道~』が、テレビ東京ほかにて4月7日(金)よりスタートすることがわかった。

2009年3月に1作目の映画が公開されるやいなや、連日満員で立見を記録するなど話題をさらった『SRサイタマノラッパー』。続く2作目(2010年)、3作目(2012年)も数多くの賞を受賞するなど、若者を始め多くの観客を魅了した。そして、初のドラマ化となる本作は、IKKU(駒木根隆介)、TOM(水澤紳吾)、MIGHTY(奥野瑛太)のSHO-GUNGメンバー3人が、俳句を詠みながら旅した松尾芭蕉と同様に、“リズム”と“魂のラップ”を刻みながら旅する“ロードムービードラマ”。東北各地を彷徨いながら、ずっと追い続けてきた諦めきれない夢、青春、そしてケジメをつける姿を描く。

埼玉の片田舎で生まれ育ったヒップホップグループ「SHO-GUNG」の3人は、ラップで名声を得たいと考えていたが、現実はそう簡単にはいかずグループ結成以来10年の歳月が過ぎていた。そんな折、彼らにクラブイベントのオファーが舞い込んでくる。早速、IKKUとTOMは埼玉から離れて暮らすMIGHTYを連れ戻しに青森へ。だが、そこでトラブルに巻き込まれ、トラックドライバーに連れられ東北各地を転々とする羽目に……。果たして無事にMIGHTYを連れ、イベント当日までに戻ってこられるのか!?

今回、ドラマでも監督・脚本を務める入江、SHO-GUNGメンバーを演じる駒木根、水澤、奥野からコメントが到着。以下にて紹介する。

<入江悠>
10年前、たった3人でクランクインした超低予算の自主映画が、シリーズを重ねて、まさかの地上波のドラマになります。ここまで応援して下さった皆様、盛り立てて下さった皆様、本当にありがとうございます。皆様のおかげで僕らはここまで来ることが出来ました。歌は祝いにして呪い。言葉は相手への贈り物。僕らはいつでも半径1メートルで、ネクストステージ準備中。新たなサイタマノラッパーの門出にぜひご期待下さい。

<駒木根隆介>
いつだったか入江監督が、『SR サイタマノラッパー』シリーズで47都道府県を回りたい、ついては各自好きな県で1本脚本を書いてくるように、と無茶な課題を僕らSHO-GUNGに出してきたことがありました。ヒィヒィ書いて僕が提出した脚本の行方は未だ分かりませんが、こうして連続ドラマという形でヒップホップ行脚が実現したことにとてもワクワクしています。そして、個人的なことですが、10年近くにわたって同じキャラクターを演じられることを非常に嬉しく思っています。映画未見の方にも楽しんでいただけたら幸いです。

<水澤紳吾>
ふらふらしているおじさんたちが自分たちにしか見えない小さな小さな、たまに消えさえする光に向かって、おじさんなのに迷子になって歩いていくようなお話になればいいなと思います。10年前入江悠監督の純然たる自主制作映画だった『SRサイタマノラッパー』が、たくさんの皆様=“SRクルー!”の力を借りて3部作となり、そしてまた、無名の俳優陣にもかかわらず! 想いのあるスタッフの方々とドラマ化できること感謝でコワい、コワいです、おそろしいです、がんばります。

<奥野瑛太>
MIGHTYと呼ばれてから早いもので10年が経ちます。その間、映画『SRサイタマノラッパー』を通じたくさんの方々と出会いました。一緒に映画のチラシを配ってくれたファンの方々、道端で無理やり袖を引き半分拉致に近い状況にも関わらず快く映画館に来てくれた井戸端会議中のお母さん達、地方での宣伝活動中、宿泊場所がない初対面の僕を嫌な顔ひとつせず泊めてくれて後々ご家族にこっぴどく怒られていた大学生など。皮膚感覚として実感できる、たくさんの人に支えられた作品です。同時に観た方々のこの作品と登場人物に抱く思いにも直接触れてきました。そのどれもがまるで自分の事を語っているかのようで、十人十色の思いを登場人物達に重ねてくれていたように感じます。皆さんの中で生きているマイティと改めて向き合う事は大変恐ろしいことでございますが、このシリーズを知っている方にも、初めてご覧になる方にも、楽しんでいただけたらなと心より思っております。ブロ。

また、本作の初回放送日にあわせ、番組と連動したライブイベントの開催も決定。今のラップミュージックシーンをリードする有名アーティストたちが多数登場し、会場を盛り上げる。イベントの詳細は、番組ホームページにて近日中に発表される予定。

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