遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研といった日本映画界に欠かせない“名バイプレイヤー”たちが、“本人役”で出演する異色ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(テレビ東京系列、毎週金曜24:27~)の第2話が、1月20日に放送される。
本作に出演する6人は、2002年のとある特集記事で“日本映画界を支える俳優6人”に選出されており、それ以来、いつか一緒に映画をやりたいと語り合っていた仲。シェアハウスで共同生活を送るという設定で、些細なことでケンカしたり、他愛もないことで盛り上がったりと、微笑ましいやりとりを繰り広げる。その中で垣間見せる、何十年も現場の一線にいた彼らの役者としての凄みや矜持、そしてこだわり。ダメダメだけどなぜか憎めないおじさんたちが、毎回笑いと感動を呼ぶ。
第2話では、6人がいつものようにテーブルを囲み朝食をとっていると、寺島が「芸能界、共演NGの噂のひと」というネット記事を見つける。遠藤と松重について「キャラが被っているため共演NG」と書かれているが、それについて2人は否定。そして、『相方』という刑事もののドラマでW主演を務めることを明かした。
その『相方』の現場では、共演の荒川良々が助監督と打ち合わせをしていた。助監督は、遠藤と松重の前では「カブる」という言葉を徹底的に禁止すると説明。過去に2人が乱闘騒ぎまで起こしたというエピソードも話し出し、ピリピリした雰囲気に荒川は緊張し始める。
一方、遠藤の控室では、プロデューサーが遠藤に衣装のフライトジャケットを渡していた。プロデューサーは「フライトジャケットを着ているほうが紅茶を飲んでるほうより下ということはありません」「ドラマがレギュラー化しても紅茶を飲んでるほうだけが残り続けることもありません」と、緊張の面持ちで説明。フライトジャケットを身に着けた遠藤は、ティーポットを手にした松重と目が合う。どこか既視感にとらわれながらも現場に向かう2人だったが……。