太川陽介&蛭子能収『ローカル路線バスの旅』卒業!最後の“マドンナ”は新田恵利

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太川陽介蛭子能収が22日、テレビ東京で行われた『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第25弾』(2017年1月2日放送、17:55~)の記者会見に出席。番組を卒業することに対しての思いや、今回のマドンナ・元おニャン子クラブの新田恵利の印象などを語った。

2007年にスタートし、太川&蛭子の“迷コンビぶり”とガチンコ旅の珍道中が人気となり、これまで足かけ10年続いてきた同番組。そんな過酷な旅に挑んできた太川&蛭子のコンビは、今回の放送をもって卒業。2人に用意されたラストの舞台は、冬の東北。マドンナに新田を迎え、福島県会津若松市をスタートし、秋田県由利本荘市を目指す。これまでの通算成績は17勝7敗。果たして、有終の美を飾ることはできるのか!?

ロケを終え、太川は「相変わらずひどかったですね(笑)。大変でした。普段だったらそんなにしんどくないんですけど、どうしても雪道だから疲れるんですね。さらに、最終日は結構歩かなきゃいけなかったので……しんどかった」と感想を語り、「その割には蛭子さんが元気だったんですけど」と付け足すと、蛭子は「俺もかなり疲れていて、最終日が本当にきつかった!」と、本当に大変だったことを強調。「なるべく疲れないようにする唯一の方法が“無”……しゃべると疲れるし。もう亡霊のように(歩きました)」と振り返った。

今回のマドンナ・新田については、「本当に過酷でしたから、あの恵利ちゃんでさえ2日目か3日目の夜、ちょっとトゲが出てきた。“おっ!”と思った瞬間があったぐらい(笑)」と明かした太川。蛭子は、「普通の主婦みたいでしたね。あ、おニャン子クラブだったっけ? それにしてはちょっと庶民的な感じかなあと思いましたけどね」と、新田に対して抱いた印象を“蛭子節”を効かせて語った。

また、2人の卒業を惜しむ声が挙がっていることについて、太川は「実際にロケをしていて“バス旅、終わるんでしょ?”と聞かれました。皆さんに終わることが浸透していてビックリ。物理的にもルートがもうないですし、ルート作るのが大変だという声も聞いていたし、いつか“もう終わります”というのが来ると思っていたけど、いつ来るとは思わなかったから。それが現実に来たときは寂しかったです。でも、終わる時は一緒に終わろうねと蛭子さんと言っていたので……」と思いを告白。蛭子は、「もう本当に疲れてしまって歩ききれなくなっちゃったんですね。バスだけで行くならいけると思うんですけど、歩きがね……」と、体力的にも限界であることを明かした。

最後に、太川は「色んな番組に関わらせていただいて、“いつも観てます”“楽しみにしています”って言葉は今までかけてもらってきましたが、この番組に出演したことで“ありがとうございます”って初めて言われたんです。本当にいい番組に関わってきたんだなと感じました。この番組があって良かった。旅が終わって翌日に荷物の整理をしていた時に、暗いバスの中で使う秘密兵器のライトが出てきて、“これ、もういらないんだ”と思った時にとっても寂しかったですね。寂しいという思いは、観ている方以上に感じています。これまで番組を観てくれた皆さんに感謝しています」と、視聴者に感謝を述べた。

そして蛭子は、「バスだけで行くならもう少しやれたかもしれませんが……この番組では歩くことが多くて、69歳のじいさんになった私にはちょっと辛くて、毎回はぁはぁ言ってしまった。そんなこんなで、太川さんにはごめんなさいという思いです」としみじみ語りつつ、「路線バスが減ってコミュニティバスが増えているので、本当ならこの番組で路線バスがどんどんあちこち走ってくれればと思いますが、そこまではいかなかったんですね(笑)」と、最後まで笑いを誘っていた。

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