山田孝之が「カンヌ」を目指した日々をドキュメンタリードラマ化

公開:

山田孝之の映画製作の過程を記録したドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』が、テレビ東京ほかにて1月6日(金)よりスタートすることがわかった。

この番組は、映画制作に奔走した山田の2016年夏の記録を、映画監督の山下敦弘監督と、その友人のドキュメンタリー監督・松江哲明が作品化。ある日、山田が山下監督を呼び出し、「世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたい」と告げ、そこから始まった山田と山下監督の映画制作の模様が描かれる。

制作の日々を振り返り、山田は「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました。思い返すと、決してベストとは言い切れない決断があったと思います。しかし、行動したことにより気づくことができ、次に役立てることができます」とコメント。そして「これからも“山田孝之の”やり方で頑張っていこうと思います。しっかりと注意してご覧ください」と視聴者に向けてメッセージを送った。

一方、山田に巻き込まれた山下監督は、「山田くんから連絡があり、ひと夏を一緒に過ごしました。過ごした、というより修行のような毎日で、結果お尻に変なおデキが出来たりと……まぁ言い訳は辞めておきます。誘われたけど自分で決めた事なんだし……。ただ山田くんと一緒にいると自分の中の何かが壊れてしまうのでこれからは誘われても山田くんの話に乗らないようにします」と述べ、「山田孝之は変な魔法をもっているので皆さんも気をつけてください」とアピール。

そして松江監督は、「この企画が決まった時“一体、何人の先輩監督たちに怒られることになるんだろう”と思いました。実際、すでに怒られています。かなり本気で(それも撮りました)」と告白。しかし、「仕方がないのです。山田孝之が先頭に立っているのだから。正直、撮影素材を観ながら“やりすぎじゃないか。でも……もっとやれ!”と思う自分がいます。山田くんに巻き込まれ、翻弄された日本映画を代表する俳優、女優、監督、スタッフ、そしてカンヌの皆さんには“ご迷惑をおかけしました”としか言いようがないのですが、迷惑をかけた分、とんでもない映像は撮れていることは保証できます」と自信を見せながら、「嗚呼、おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」と願っていた。

PICK UP