飯豊まりえが「ヒロイン」と「雪女」の“二重芝居”に挑戦

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女優の飯豊まりえが、テレビ東京系列にて年末年始に放送されるスペシャルドラマ『不便な便利屋2016初雪』に、ヒロイン役として出演することがわかった。

岡田将生が主演を務め、テレビ東京系列の「ドラマ24」枠にて2015年4月クールに放送された本作は、極寒の北海道の名も無き田舎町で“便利屋”を営む3人の男たちを描いたハートフルコメディ。「水曜どうでしょう」の鈴井貴之が初めて連続ドラマ全編の脚本・監督を務めたことで話題となり、鈴井ならではの“常識破りな仕掛け”として、劇中で「1時間で作るスノーマン(雪だるま)の数」を競うギネス世界記録TMに挑戦。過去の記録を500体近く上回る2036体で、見事世界記録を更新した。

スペシャルドラマでも、脚本・監督は鈴井が担当。勘違いと妄想が甚だしい主人公の脚本家・竹山純役を岡田、名も無き町で便利屋を営む松井英夫役を鈴木浩介、離婚歴3回の元刑務官・梅本聡一(バツさん)役を遠藤憲一が引き続き演じる。

飯豊が演じるのは、竹山の元カノにそっくりな看護師・桐谷梢。「鈴井監督が細かく指導してくださったので、すごく演じやすかったです。あと、松井さんとの“あるシーン”で、すごくドキドキしちゃいました! これが現実だったら凄いんだろうなっていうシーンでした」と演じてみての感想を語った。

また、今回も鈴井ならではの仕掛けとして、劇中で便利屋の3人が制作するショートフィルムを、10月10日から16日に札幌市で開かれる『【No Maps/Film】第11回札幌国際短編映画祭(SAPPOROショートフェスト2016)』に正式出品。タイトルは「雪女」。主演は竹山、ヒロインは桐谷が務めるという、ドラマの中の登場人物が劇中ショートフィルムで更に別の役を演じる“二重芝居”に挑戦する。

このショートフィルムで雪女を演じてみて、飯豊は「初めてのお化け役ということで、どんな感じかなと思っていたのですが、ちょうど最近プライベートでホラー作品をいくつか観ていたので、“こんな感じだったら怖いかな?”と、自分の中でイメージを膨らませてみたりして、楽しみながら出来ました。雪女のセリフが“深いなぁ”という名言ばかりで、セリフを言っていて気持ちよかったです」とコメント。

飯豊は、撮影地の“北海道”に初めて訪問。「実際に来てみると、まず空気がおいしいなと感じました。東京よりはもちろん寒いのですが、撮影に協力していただいている地域の方は本当に温かいです」と語り、「現場はアドリブ合戦で、その中に入るのも最初は怖かったのですが、鈴井監督から“やり過ぎるくらいがちょうどいい”とアドバイスをいただいてから、今ではアドリブの中に入るのも楽しいと思えるようになりました。キャスト・スタッフみんな仲が良く、とても楽しい現場です」と、現場の印象を明かした。

最後に、「コメディ作品に出演させてもらうのが初めてだったのですが、戸惑いながらも自分なりに楽しんで演じることが出来ました! この物語の中で梢がスパイスとなっていれば嬉しいです。自分と年齢が近い若い方たちにも楽しんでほしいですし、初めて『不便な便利屋』を観たという方には前回のシリーズにも興味を持ってもらいたいです。多くの方に愛していただきたい作品です」と視聴者に向けてメッセージを送った。

そのほか、市役所の新メンバー・桑野健次郎役に滝口幸広が決定したことも、あわせて発表された。

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