海老蔵のおかげでドラマが“歌舞く”!「今の時代に合った」時代劇『石川五右衛門』

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市川海老蔵が、テレビ東京系列にて10月14日よりスタートする「金曜8時のドラマ『石川五右衛門』」(20:00~20:54※初回は2時間スペシャル)の第1話完成披露試写会に、國村隼比嘉愛未と共に出席。さらに、サプライズゲストとして登場した前野朋哉と一緒に、番組特製“五右衛門だよチョコレート”を、五右衛門の名セリフ「絶景かな!」を掛け声にし、客席に向けて巻くというパフォーマンスを見せた。

2009年に海老蔵主演で上演された歌舞伎『石川五右衛門』に潤色を加えて映像化する本作は、歌舞伎と同様、漫画『金田一少年の事件簿』『神の雫』の原作者・樹林伸が原作と脚本を担当。華麗な手口で盗みを働く石川五右衛門(海老蔵)と、時の権力者・豊臣秀吉(國村)との対決を主軸に、秀吉の側室・茶々(比嘉)とのロマンスなどが、ケレン味たっぷりに描かれる。

今回、観客から質問を募集。京都での撮影の思い出を聞かれた海老蔵は「撮影現場と嵐山が近かったので、空いた時間に山田純大さん(三上の百助役)と前野くん(足柄の金蔵役)と3人で徘徊していました。僕は支度が早いので普通の恰好なんですけど、純大さんは“まげ”を付けたまま、前野くんは白塗りのまま徘徊したりして(笑)。かなり目立ちましたけど、楽しかったです」と振り返った。

そして、「出演者の中で一番“おっちょこちょい”だった人は?」という質問には、海老蔵が「おっちょこちょいな人はいないけど、アホっぽい人はいる。auのCMに出ている人。NGを立て続けに出すという……」と答え、観客の笑いを誘いつつ「でも、それが逆に良いんですよ。場の空気を作っていくので、すごくリスペクトしました」と明かした。

最後に、見どころを聞かれると、海老蔵は「近年、連続物の時代劇ってないじゃないですか。時代劇というものが、伝統文化にされてしまっている。それを今回放送することによって、日本人の方が多く見られるような作品にしたい。今作は、今の時代に合った“歌舞いた”作品でありながら、時代劇のテイストもしっかりあるので、時代劇というものを多くの方に楽しんでもらえるところが見どころだと思っています」とアピール。

続いて國村は「昔の冒険活劇ドラマにあったワクワクする感じが、この作品にはある。そんな、なんとなくレトロな中に、今のポップな感じもあるのは、この“生きる歌舞伎”、存在が“歌舞いている”この人(海老蔵)のパワーだと思います。懐かしいのに新しい作品が出来上がったと感じております」と、手ごたえを感じている様子。

そして、比嘉は「お2人がおっしゃったように、今までにない時代劇で、見ていて“えっ⁉ こんな展開ありえない!”と思うような描写も多々出てきます。バットマンみたいな……(笑)。時代劇なんですけど、ちょっとファンタジーなような。不思議な作品になっています。海老蔵さんの“動”と、國村さんの“静”の戦いが、見ていてしびれるものがありました。それがあるから、ファンタジーなんだけど時代劇という奥深い作品になっていますので、老若男女問わず楽しんでいただきたいです」と、それぞれ作品について語っていた。

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