椎名桔平「二つ返事でお引き受けした」初のおっさん漁師役でテレ東初出演

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俳優の椎名桔平が、テレビ東京系列にて2016年に放送される「六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシャル 湊かなえサスペンス『望郷』」に出演することがわかった。椎名がテレビ東京のドラマに出演するのは、今回が初となる。

原作となった同名小説は、瀬戸内海に浮かぶとある島で生まれ育った人々の、切なくも愛おしい人間模様が描かれた連作ミステリー短編集。今回、その中から「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の三編をドラマ化。「みかんの花」は広末涼子、「海の星」は伊藤淳史、「雲の糸」は濱田岳がそれぞれ主演を務める。

椎名はその中で「海の星」に出演。洋平(伊藤)が「おっさん」と呼んでいた漁師・真野幸作役を演じる。

椎名は「湊かなえさんの短編小説をドラマ化するので、その中の一編『海の星』の、おっさんという島の漁師役をやらないかという依頼をいただいた。以前、湊さん原作の連続ドラマ『Nのために』を見て感銘を受けていた私は、二つ返事でお引き受けした」とオファーを受けた理由を明かし、「『海の星』はサスペンスであるものの、ますますデジタル化していく現代への警鐘を感じさせる人間ドラマだと唸り、その珠玉の物語を、自身初となる漁師役を通して大いに楽しませていただきました」と、撮影の感想を語った。

今回、「海の星」には椎名のほか、若村麻由美、加藤清史郎、平山あや、紺野まひる、橋本じゅん、平祐奈、モト冬樹の出演も決定。洋平の母で、夫の失踪後、毎日朝から晩まで働き洋平を一人で育てた佳子役を若村。回想シーンで幼少期の洋平を加藤。洋平のかつての級友・真野美咲役を平山。洋平の妻・友美役を紺野。20年前に突然姿を消した洋平の父・秀夫役を橋本。回想シーンで幼少期の美咲を平。洋平の大叔父役をモトが演じる。

若村は「ある日突然、いなくなった夫を探す為、歩き続ける半生は過酷でした。因島の夕焼けと美しい海が切なく迫り忘れられません。ぜひ、ご覧いただきたいです」と視聴者に向けてメッセージを送った。

【「海の星」あらすじ】25年前、父・秀夫が忽然と姿を消す。毎夜、母の佳子と一緒に父の行方を捜す洋平は、ある日、漁師の幸作と親しくなる。頻繁に洋平の家を訪れるようになった幸作だったが、あることがキッカケで疎遠になってしまった。ある日、洋平は幸作の娘で、高校時代の同級生・美咲から葉書を受け取る。美咲は、最近父から明かされた話を伝えたいという……。

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