玉木宏、社会派ドラマ初挑戦!気鋭の検事役に「今だからこそいただけた」

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俳優の玉木宏が、テレビ東京の六本木3丁目移転プロジェクト「ドラマスペシャル『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』」(2016年放送)で主演を務めることがわかった。

真山仁の社会派長編小説『売国』(文春文庫刊)を民放で初ドラマ化する本作。東京地検特捜部に赴任した検事・冨永真一(玉木)が、「永田町のドン」と呼ばれる大物政治家が絡む闇献金疑惑事件の捜査に奔走していると、ある宇宙開発にまつわる疑獄事件との繋がりを発見。そして、その事件が政界と産業界の深い闇に繋がっていく……。

玉木演じる冨永は、世間が注目する幼児誘拐事件で成果を上げ、東京地検特捜部への異動を命じられた気鋭の検事。玉木は「今だからこそ、僕自身の年齢に近く、重厚な検事という役がいただけたのだと思います。冨永は30代後半で、年齢は重ねているけれども、検事として特捜部に移ったばかりで、どこか初々しさがあって……。そういった、年齢的な若さではない“初々しさ”を演じていきたいです」と語った。

また、本作で社会派ドラマに初挑戦となる玉木は、「検事と聞くと“固い”というイメージをもっていましたが、冨永のように特捜部に移ったばかりの初心者もいますし、検事であっても一人の人間だということを改めて感じました。正義を謳う人自身も葛藤して、真正面から向かっていった結果が“正義だ”となることで説得力が生まれると思います。なので、迷いというものはきちんと表現したいですし、大事に演じたいです」と意気込んだ。

台本については、「現在の世の中の流れからすると、非常にチャレンジングな作品だなと思いました。テレビ東京だからこそ、できるのかもしれません」と印象を明かし、「原作とは多少設定が変わっている部分はありますが、大きな軸は変わることなく、原作にあった“正義”と“夢”というテーマはしっかり掲げられると思います。“悪”を知ることにより“正義”を知る。“悪”に視点を当てた本作品をご覧いただくことで、“正義”とは何かということをよく考えていただけると思います」とコメント。

すでに撮影はスタートしているということで、「関東近郊のいろいろな場所での撮影で、いい気分転換になっています。原作に出てくる地方でのロケもありますので、設定に基づいた空気感のもとでできるのは、幸せなことです」と語り、「キャスト、監督、スタッフと素晴らしい方々が集結していますので、題材も含め、見応えのある作品になると思います。まだ探り探りではありますが、今までにないような重厚な作品をお届けできるよう頑張りますので、ぜひ楽しみにしていてください」と視聴者にメッセージを送った。

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