海老蔵「長さは感じませんでした」主演ドラマ撮了に感謝

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テレビ東京系列にて10月よりスタートする「金曜8時のドラマ『石川五右衛門』」で主演を務める市川海老蔵が、このほど京都・太秦の松竹撮影所にてクランクアップを迎えた。

2009年に海老蔵主演で上演された歌舞伎『石川五右衛門』に潤色を加えて映像化する本作は、歌舞伎と同様、漫画『金田一少年の事件簿』『神の雫』の原作者・樹林伸が原作と脚本を担当。華麗な手口で盗みを働く石川五右衛門(海老蔵)と、時の権力者・豊臣秀吉(國村隼)との対決を主軸に、秀吉の側室・茶々(比嘉愛未)とのロマンスなどが、ケレン味たっぷりに描かれる。

撮影が始まったのは2015年の12月。時には極寒の中、野外で殺陣の撮影を行ったこともあったという。そうした中でも、キャスト・スタッフ一丸となった抜群のチームワークで撮影は順調に進行。今月15日には、五右衛門ゆかりの場所である南禅寺三門の楼上で決めのシーンの撮影が行われ、その“美しさ”が話題となった。

海老蔵のクランクアップシーンとなったのは、五右衛門の昼の顔・夜左衛門が秀吉の前で舞を披露する場面。撮影が完了すると、監督の石原興から花束が渡され、海老蔵は「時代劇の連続ドラマがなくなりつつある中、いつの日か在京キー局で時代劇の連続ドラマができたら、と思っていました。皆様のお力で現実となりました。ありがとうございました」と感謝を述べた。

さらに、「去年12月から今年2月、3月、4月、6月と撮影は飛び飛びで長かったですが、皆様にすごく気を使っていただいて時間の長さは感じませんでした。印象的だったのは、南禅寺三門の楼上で衣装をつけて白塗りをし“絶景かな”という五右衛門を演じたシーン。歌舞伎俳優なら一度は夢見ることじゃないですか。テレビを通じて多くの方に見ていただければと思います」と、撮影を振り返っていた。

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