要潤、人形のように美しい顔の役に「どう思うかは皆さん次第です」

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BSジャパンにて秋よりスタートする「火曜スペシャル『人形佐七捕物帳』」の取材会がこのほど、茨城県のワープステーション江戸にて行われ、要潤矢田亜希子三浦涼介池田純矢が出席。撮影の感想や、作品の見どころなどを語った。

2015年4月より、「松本清張ミステリー時代劇」「山本周五郎人情時代劇」「男と女のミステリー時代劇」と、見応えある時代劇作品を放送してきた「火曜スペシャル」枠。第4弾となる『人形佐七捕物帳』は、ミステリー界の巨匠・横溝正史が原作。「半七捕物帳」(岡本綺堂)、「銭形平次捕物帳」(野村胡堂)と並んで「三大捕物帳」と評され、過去に何度も映画化・ドラマ化された傑作時代劇だ。

江戸を舞台に、人形のように男振りの良い岡っ引き“人形佐七”(要)が、ヤキモチ妬きの年上女房(矢田)に支えられながら、子分2人(三浦・池田)を従えて、人情・愛憎・悲劇・怪談話など、さまざまな事件の謎を解き明かす。

主人公の佐七を演じる要は「人形のように美しい顔の男役ということで、僕に白羽の矢が立ったわけですけど……どう思うかは皆さん次第です(笑)」とお茶目に挨拶し、また「人形のように美しいと言うとクールな印象を持つかもしれませんが、謎解きがはじまると、時代劇版古畑任三郎のような、個性をグイグイ押しながら、犯人をじわじわ追い詰めていくキャラクターです。毎回痛快で、最後はハッピーエンドで気持ち良く見ることができると思います」と作品をアピール。

佐七の女房・お粂役の矢田は、本作で要と初共演し「(人形のように美しい佐七に)本当にぴったり! 顔も美しくて、(役が)似合っているなぁと思って感心しております」と絶賛。佐七の子分・うらなりの豆六役の池田は「だいたい撮影が佳境に入ってしんどくなってくると、要さんが中学生みたいな下ネタで笑わせてくるというのが、いつものパターンとなっております(笑)」と要のムードメーカーな部分を明かした。

また、時代劇ではこれまで“武士”の役をよく演じてきた要。今回、岡っ引き役を演じることについて「武士よりも、もしかしたら演じやすいのかもしれません。(佐七は)有名な人間でもないですし、歴史に名を残した人間でもないので、その分自由にアレンジして演じることができるので、楽しんでやらせていただいております」と感想を語り、「“江戸時代だからこうだ”っていう概念をあえて払拭して、今までにも沢山すばらしい時代劇があったんですけど、またひと味違った時代劇というのを作り出せれば良いなと思って。なので、言葉や多少の所作はあえて変えています。現代の人たちにも見やすいものになっているかな」と見どころを述べていた。

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