ダンディボイスのトップ声優・大塚明夫、「声をください」と言われたら…

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声優の大塚明夫が、4月5日(火)よりスタートする新番組『真夜中の百貨店~シークレットルームへようこそ~』(BSジャパン、毎週火曜23:00~23:30)の取材会に出席。56歳にして、ドラマ初主演を務めることとなった今の心境や、意気込みなどを語った。

同番組の舞台は、歴史ある百貨店の一室。そこには洗練されたファッションアイテム、ラグジュアリーブランド、家具まであらゆるブランドが揃っており、圧倒的なクオリティとホスピタリティでお客様を迎えてくれる。大塚は、この百貨店に住み着く不思議な精霊役として出演し、特別なお客様のためにピッタリなアイテムを“精霊ならではの能力”で選びだす。

普段は声優として活躍している大塚。今回、俳優として初めて主演を務めることとなり「アニメやゲーム、洋画の吹き替えで新聞に“主演”と書かれることもありますが、“主演”という言葉自体に、ある恐れは持っています。映像の作品となるとまた違うプレッシャーがあり、それをいかに楽しめるかという己との闘いが楽しみです」と心境を語った。

また、俳優と声優との使い分けについては「ハリウッドの一流の俳優に合わせて声をのせる場合は加減が難しいです。セリフだけじゃなくて間合いや呼吸、表情なんかを使って演技をしているので、そのバランスを壊さないようにするのが難しい。セリフがいかにナチュラルでも映像の空気感となじまないと絵とセリフが乖離してしまう。それに比べると、映像は自分の顔であり動きなので、何かに合わせなきゃいけないということはない。裸になる気分ですよね。それが恐ろしいといえば恐ろしいですけど」と考えを述べた。

そんな中、「自身がもし『真夜中の百貨店』の客だったら何がほしい?」という質問が飛び、大塚は「ゆったり余裕を持って仕事ができるように、自分が2、3体欲しいですね。どこにも売ってないですけどね(笑)」とコメント。さらに、「お客さんに“大塚さんの声をください”と言われたら?」という質問に対しては、「コンシェルジュとしては、何でもあげられるものはあげたいですけどね(笑)。とりかえっこしたりとかでもいいですね」と話し、記者の笑いを誘っていた。

記念すべき第1話には、転職先が決まり新しい財布が欲しいという男性が登場。特別な要望もなく、古い財布も持ちあわせていないのでバイヤーとスタイリストは頭を悩ますが、コンシェルジュはお客様のある秘密に気づく……。

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