今田耕司『鑑定団』収録中に「“偽物であれ!”と思う時がある」と告白

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今田耕司福澤朗が、4月5日(火)よりリニューアルする『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系列、毎週火曜20:54~)の記者会見に出席。初回収録の手ごたえや、撮影の裏話、番組30年目に向けての意気込みなどを語った。

同番組は、依頼を受けた「お宝」の歴史的・資料的・金銭的価値を鑑定すると同時に、その「お宝」に対する人々の思いなどを伝えるバラエティ。今回のリニューアルにあたり、今田と福澤という“同世代コンビ”がMCとなり、40代・50代、さらにもっと若い年代にも親しみやすい番組を目指すという。

初回収録を終えてから行われたこの会見。今田は「鑑定団は色んな事情があって、自分の中では事件性のある番組だと思っているので(笑)。その度に、色んな形に変わっていって、長寿番組ながら新鮮な番組な気がしています。福澤さんとやらせていただいて新鮮でしたし、雰囲気が変わると鑑定士の方々の表情も新たになられているような気がしました。今、番組放送23年目ですけど、30年目に向けて新しい歴史を作っていきます」と意気込みを述べた。さらに新たな相棒・福澤について「司会のプロ中のプロ。これまで一緒に司会を務めてきた石坂浩二さんとは違うポジションで、石坂さんとは違う楽しさがある」と印象を明かした。

新たにMCとして加わった福澤は、「今日ほど自分の目を疑った日はない。万、千などが抜けているんじゃないか? ゼロが多いんじゃないか? と何度か思いました。初めて『インディ・ジョーンズ』を見た時のような、“え!? こうなるの!?”みたいなドキドキワクワクのハリウッド映画のような感じがしました」と感想を語った。

収録を振り返り、今田は「“偽物であれ!”と思う時が、1年に1度くらいあるのですが(笑)、今日は“お願いだから本物であってくれ”と思いました。依頼人の方にはそれぞれドラマがありますので、それを視聴者に伝えていければと思います」と語り、福澤は「残酷ですよね。誰もが本物だと思うものがそうでなかったりして。依頼人の方にとっては、この鑑定は一世一代の大一番ですからね。失意のどん底に落ちた方などを、今後どのようにフォローしていけばいいのか、精一杯温かい言葉をかけていきたい」とコメントした。

また、今田は「リニューアル一発目のOAはチェックさせていただきます! どのくらい僕の発言が使われるかどうか、注目ですね」と渦中の“騒動”を匂わす発言を。さらに、「同じフレームに入れるように、できるだけ依頼人に近づいておく。発言については、自分がしゃべるというより、その人の宝の思い入れを引き出すように」と、福澤に発言が使われるアドバイスを送った。

リニューアル前後の番組の雰囲気の違いを聞かれた今田は「ちょっとした疑問は石坂さんに聞いたらすぐ答えてくれた。今日は聞けなかったので、急に育ての親がいなくなった感じがしました」と寂しさを吐露。福澤は「司会者の仕事は2つあって、使われるべきコメントを発することと、お客さんの空気を絶対下げさせないこと。僕のコメントが何秒使われようが、たとえ使われてなくても、その場の雰囲気を下げることさえなければ、仕事としては成功したということだと思います」と自身の役割を分析。それを受けて今田は「福澤さんの言ったことはバンバン切ってください、ということで(笑)」と冗談めかし、記者の笑いを誘っていた。

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