俳優の谷原章介が、4月よりスタートする「金曜8時のドラマ『ドクター調査班～医療事故の闇を暴け～』」（テレビ東京系列）で主演を務めることがわかった。

本作は、架空の組織「医療事故調査委員会」が医療事故の背景に潜む闇を暴く、一話完結型のヒューマン医療ミステリー。主人公の医療事故調査員・華岡慧（はなおか あきら）の姿を通して、医療事故の背景に潜む医療関係者や患者たちの真実に迫る。

谷原演じる華岡は、医療事故調査委員会＝Medical Accident Investigation Committee（MAIC=通称マイク）第7班・医療事故調査員の班長で、消化器外科医。潜入先で「違和感」を覚えると、証拠をつかむまで粘り強く調査を続ける。決め台詞は「命に嘘をつくな」。

本作の印象について、谷原は「とても多面的な要素を持っていると思います」と明かし「勧善懲悪で、わかりやすい善悪の判断をつけるようなドラマでもなく、でもどこか、サスペンス、ミステリーという謎解きの要素もあって。ただ、最終的に一番核になる部分というのは、命にどう向き合っているのか、ということだと思います」と語った。

谷原がテレビ東京の連続ドラマで主演を務めるのは、今回が初。「テレビ東京さんは、ドラマだけでなく、バラエティーも含めて、企画力が素晴らしいからこそ、ここ最近、局のステーションイメージが上がっていると思います。今回のドラマもきちんと仕上がった素晴らしい作品とするために、主演の僕だけでなく、演出サイド、出演者も含めて、とても責任重大になりますので、今まで僕がやってきた経験をフル活用して頑張ります」と意気込みを述べた。

最後に、谷原は「命って、確かなもののようで、実は不確かであやふやなもの。昨日までニコニコ笑っていた人が、病気や、ふとした事故に遭って、突然亡くなってしまうこともある。でも、かけがえのないものなんだということを、このドラマの中で再確認していただければ嬉しいです」と視聴者にメッセージを送った。