松岡茉優『山田孝之の東京都北区赤羽』に続く“異色作”で主演

公開: 更新:

女優の松岡茉優が、テレビ東京にて4月よりスタートする“フェイクドキュメンタリードラマ”『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』(毎週金曜24:52~)で主演を務めることがわかった。

清野とおる原作の同名漫画を題材にした本作。日常生活の中で、他人にはなかなか理解できないけれど、本人は幸せになれるこだわりをもった人=「おこだわり人(びと)」の姿を浮き彫りにする。監督は、昨年の「東京ドラマアウォード2015」で演出賞(『山田孝之の東京都北区赤羽』)を受賞し、これまで以上に注目されている松江哲明が務める。

そして、主演の松岡が演じるのは、なんと「松岡茉優」役。共演者として、実生活でも松岡と仲の良い友人である伊藤沙莉も「伊藤沙莉」役として出演する。2人はドラマの中で、架空のバラエティー番組のMCとして「おこだわり人」を取材。コミックでお馴染みとなっている「ポテトサラダの男」や「帰る男」が登場し、彼らの“おこだわり”が紹介されるだけでなく、コミックには描かれていない、その後の知られざる真実が明らかとなっていく。

さらに、そんな「おこだわり人」と接し、スタッフらの反応を見るうちに、「松岡」の心境に変化が生まれ、ドラマはコミックとは全く異なる完全オリジナルストーリーへと進んでいく。

今作への出演について、松岡は「松江さんとは出会いから4年ほど経ちますが、ドキュメンタリーの監督さんなので、お仕事出来る機会は無いんだろうなと思っていました。今回フェイクドキュメンタリードラマという形でご一緒する事が叶い、嬉しさとともにテレビで私の何を流されてしまうんだろうかと恐々です。相棒・伊藤沙莉とともにみなさまの元へ新鮮に届くものを作れるよう頑張ります」とコメント。

伊藤は、「『山田孝之の東京都北区赤羽』がすごく好きだったので、今回同じ放送枠で『赤羽』のスタッフの方々と携わることができて本当に光栄です。再び茉優とお芝居ができることも心から嬉しいですし、もちろんその分期待や緊張もありますが、“松岡茉優と伊藤沙莉だからこそ”というものをお送りできたらいいなと思います」と意気込みを語っている。

『赤羽』に引き続き、再び著書がドラマ化することについて、清野は「この度は『おこだわり』のドラマ化、おめでとうございます!」と喜びを述べ、「つーか、これ、僕の『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』が原作ってわけじゃないんですか? “題材にした”って何なんですか? よくわかりませんけど、全幅の信頼を置く松江監督が作ってくれるというので楽しみにしています。ただ、もし“おこだわり”に“おこたり”があった場合に関しましては、然るべき機関を通して然るべき大騒ぎをさせていただく所存ですので、よろしくお願いいたします」と、監督にプレッシャーをかけている。

松江監督は、「“おこだわり”と向き合うと、小学生の頃を思い出す。“このまま目をつぶってあの壁まで行けたら僕の勝ち”と勝手に勝負を始めてしまう、あの感覚。“おこだわり人”とは生傷が絶えないバカ男子の時期を、今もひきずる大人のことなんだと思う。そんな彼らに松岡と伊藤を投入し、カメラの前で何が生まれるのかを観察するのが『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』なのです」と作品をアピールした。

PICK UP