村上弘明、剛力彩芽、陣内孝則が再び「松本清張」作で共演

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昨年の3月に放送された、テレビ東京開局50周年特別企画「松本清張『黒い画集-草-』」に引き続き、村上弘明、剛力彩芽、陣内孝則ら“三人のトップスター”が集結し、スペシャルドラマ・松本清張特別企画『喪失の儀礼』が今春放送されることがわかった。

『喪失の儀礼』は、医師と医療機器メーカーの荒廃した癒着と、意外な愛憎関係がもたらした連続殺人事件を重厚に描いた本格長編ミステリー。静岡県警の刑事・大塚京介役を村上、警視庁捜査一課の刑事・須田浩平役を陣内、大塚の後輩・新人刑事の田村美咲役を剛力が演じる。

本作の見どころについて、村上は「“俳句”がひとつのキーになっています。捜査手段もアーティスティックで、ドラマ全体がアートのような松本清張作品の奥深さを見て欲しいなと思います。そして、大塚・須田・美咲の一見対立するようで、お互いのキャラクターを際立たせるようなぶつかり合いも、見どころのひとつだと思います」とアピール。

剛力は、再び村上・陣内と共演することについて「またお二人とご一緒できるという話を聞いてとても嬉しかったです」と明かし、演じる田村美咲については「上司にただ単に付いていくというよりは、“はいはい”ってうまくあしらいながらしっかり仕事ができる女の子という設定です。前回とは違う感じの役をやっているので、その部分においても面白く新たな形としてご覧いただけると思います」とコメントした。

陣内も、2人との共演に「すごく楽しかったですよ。もう関係もできているから、1回目よりみんな笑顔が多かったんじゃないかな」と雰囲気の良さを明かすも、「湖でのシーンが印象に残っているのですが、幻想的でいい感じに撮れていると監督が言っていたんですけど、演じている方は我慢比べみたいなところがあって。長回ししていると“あ、今蚊に食われてる”と思いながらじっと耐えていたり。辛かったけど、でもその我慢が画に良い影響を与えたんじゃないかなと思います」と苦労した点も語った。

さらに、陣内は「原作自体は非常にドロドロとした血なまぐさい復讐劇ですが、あえて警察・刑事の視点で新たなアレンジで見せてる新鮮な清張作品という感じがしています。そこが見どころでもあり面白みでもあります」と魅力を明かした。

【あらすじ】静岡県警の大塚と新人の田村は、中伊豆の温泉旅館で起きた住田友好殺害事件を追っていた。同じ頃、東京・深大寺の公園で香原順治郎の遺体が発見され、かつて大塚と合同捜査でコンビを組んだ変わり者・警視庁の須田が捜査を開始。被害者はいずれも医師で、同じ医療セミナーに参加していた。しかも殺害方法は似たような残虐な手口。そして、詳しく調べていくうちに二つの事件は一つの線となる。変わり者と称される刑事二人がたどり着いた真実とは……?

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