歌舞伎俳優の市川海老蔵が、テレビ東京で2016年に放送予定の連続時代劇『石川五右衛門』で主演を務めることがわかった。

2009年に海老蔵主演で上演された歌舞伎『石川五右衛門』に潤色を加えて映像化する本作は、歌舞伎と同様、漫画『金田一少年の事件簿』『神の雫』の原作者・樹林伸が原作と脚本を担当。華麗な手口で盗みを働く石川五右衛門と、時の権力者・豊臣秀吉との対決を主軸に、秀吉の側室・茶々とのロマンスなどが、ケレン味たっぷりに描かれる。

海老蔵が連続ドラマに主演するのは、市川新之助として2003年にNHK大河ドラマ『武蔵MUSASHI』以来、2004年の“市川海老蔵”襲名後初。海老蔵は、「2009年に樹林先生とご一緒に創った『石川五右衛門』を演じて以来、五右衛門というキャラクターに自由で独創的な可能性を感じていました。今回、多くの方に『石川五右衛門』の魅力をお伝えしたいと思っております」と抱負を述べた。

さらに、テレ東でゴールデンタイムに連続時代劇が復活するのは2008年『月曜時代劇主水之助七番勝負』以来8年ぶりということで、「歴史ある京都撮影所で熟練のスタッフたちと和やかにお仕事をさせていただいております。年明けからの本格的な撮影が今から楽しみです」と意気込みを語っている。