東山紀之“信長”対決で吉田鋼太郎に「俺を超えてみろ」と挑戦状

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2016年1月2日(土)放送の新春時代劇『信長燃ゆ』(テレビ東京系列、21:00~23:58)の記者会見が22日、都市センターホテルにて行われ、主演の東山紀之をはじめ、栗山千明、佐藤隆太、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、神山智洋(ジャニーズWEST)、石丸幹二、寺尾聰が出席した。

直木賞受賞作家・安部龍太郎の同名小説を原作とした本作は、天下統一を志した織田信長の野望の真実に迫る歴史大作。「天下布武」を掲げ、破竹の勢いで天下人へ昇る信長と、信長に憧れと嫉妬の念を持つ関白・近衛前久との対決を縦軸に、武家と朝廷の対立に巻き込まれながら信長と深い関係に陥っていく親王夫人・勧修寺晴子や、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康など信長の周囲を取り巻く人間ドラマを交えつつ、「本能寺の変」までの約1年半の間をスリリングに描く。

49歳で亡くなった信長を、49歳にして初めて演じることとなった東山は、「“これは運命だなぁ”と思い、色々な所でそう言っています」としみじみ。また、『信長燃ゆ』と同時期にNHKの大河ドラマ『真田丸』が放送されるということで、同じく信長を演じる吉田鋼太郎に「ルックスも含めて全部負けない」と宣言し、さらに「“俺を超えてみろ”と鋼太郎さんにメールしておきます」とライバル心を燃やした。

今作が時代劇初挑戦で、信長の側近・蘭丸役を演じた中島は、「間近で東山さんの立ち振る舞いを見ることがなかなかないので、緊張感もありましたが、楽しさもありました。そんな中で、東山さんの背中を見て勉強させていただきました」と語り、蘭丸の弟・坊丸役を演じた神山は、「なかなかお近づきになれない東山さんとの共演で、プレッシャーや不安がありましたが、気さくに話しかけていただけて、ご飯も連れて行ってくださって、僕の中ではもう“お父さん”のような存在です」と、先輩・東山を絶賛した。

さらにこの日、特別ゲストとして、『信長燃ゆ』の原作者・安部龍太郎が花束を持って登場。東山に花束を渡し、「素晴らしい才能が集まって、素晴らしい作品ができた。皆さん、良く役を理解していただいて、その真髄を演じて下さいました。ありがとうございました」と感謝を述べた。

最後に、信長の「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」にちなんで、東山流の「ホトトギス」を聞かれ、「鳴かぬなら 事務所に聞こう ホトトギス」と上手く五・七・五を作り、会場は拍手喝采に包まれた。