平田広明、高木渉、玄田哲章ら、インド歴代興行収入No.1作品の吹き替えに挑戦

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BSジャパンが、インド歴代興行収入No.1の偉業を達成した映画『きっと、うまくいく』の日本語吹き替え版を制作。12月31日(金)の24時45分から27時45分にかけて放送することがわかった。

この映画は、“教育問題”をテーマに、インドの工科大学の寮を舞台にした青春劇。吹き替えには、『ONE PIECE』のサンジ役や『宇宙兄弟』の南波六太役などでおなじみの平田広明、『名探偵コナン』で小嶋元太・高木刑事役を演じている高木渉のほか、川田紳司、玄田哲章、井上喜久子、水島裕、石塚理恵など豪華声優陣が参加。この度、この7人からコメントが寄せられた。

<収録の感想>
平田(ランチョー役):最近は個々の収録が多い中、今回はスタンダードなスタイルで皆さんと一緒に収録できたのが良かったです。ほぼ全員で録れましたし、素敵な作品なのでみんなでひとつになっているのを確認し合えるのは大事だと思うんです。そういう意味で“ザ・吹き替え現場”という感じでした。

高木(ファルハーン役):長い作品なので大変でしたけど、やりがいがありましたしやっていて楽しかったです。本当に今回みんなで一緒にやれたのはすごいこと。もとの作品も面白いですけど、吹き替えたことでより面白くなるということを感じてぜひ観ていただきたいです。

川田(ラージュー役):いかに声優が現場で一緒に録ることが大事かっていうのを実感しました。一緒にやることで熱がこもってきて、気持ちの交流もできて2日目のラストシーンではみんなの熱が込められたかなと思います。光栄でもあり達成感がいつもに増してありました。

玄田(ヴィールー役):みんな揃って収録するのが最近は少ないので、スタジオにみんなが揃っててビックリしました。また、演じた声優たちが若くないので(笑)、学生時代を思い出すメンバーが集まっていたのも良かったと思います。みんなが昔を思い出して演じられたからこそ、ひとつのチームができたと思います。

水島(チャトル役):2日間にわたる収録が久しぶりでBSジャパンさんは力入れているな~と思いました。実はこの作品は既に観ていて、当初はチャトル役だとは思わなかったんですよ(笑)。本編を観るとやはりランチョーに目がいくので、ランチョー役かなと思っていて(笑)。でも実際にやってみたらチャトルで良かったなと思っています。

井上(ピア役):長い作品ですが、こんなに濃くて飽きずに最後まで面白く観られる作品に出合えて幸せだなという気持ちでいっぱいです。収録では、それぞれのキャラクターが濃いので、みんなのお芝居を見ていると自分も出演者なのに一ファンのような感じで作品を楽しめました。

石塚(モナ役):作品が長いので字幕でずっと観ていくと疲れると思うので、そこが吹き替えだと集中できて楽に楽しめるんじゃないかなと思います。

<見どころ>
平田:飽きるところがないと思うし、むしろ飽きるところを探すような気持ちで観てほしいくらいです。インド特有の踊りと歌も僕らの文化にないもので、手法をこらしたミュージカルシーンに仕上がってるので、そこもこの映画の見どころだと思います。

高木:それぞれの人生があるのが見どころですかね。ファルハーンとしては、エリート学校にいるにも関わらず、違う道に進みたいと父親と向き合うところなんかは見どころになると思います。

川田:ガッツリ泣いて欲しい部分もあり、ふとしたところで息を抜かせてくれるような楽な笑いが散りばめられているので、そこも見どころかなと思います。個人的にラージューは、当初弱気だったのがランチョーの導きで自分を奮い立たせる場面があって、そこは声優として頑張りました。劇中の「うま~くいく」をぜひ流行らせたいですね。

玄田:ヴィールー学長は自分の信念であのような生き方を貫いている人で、学長とランチョーたちとどっちが正しいとかいう問題ではなく、何が大事なのかがこの作品には出てくると思うんです。そのあたりも含めて、観る人に色んなことを感じてほしいです。それに構成がよく練られていて面白いですよね。そこが最近のインド映画の面白さだと思います。作る方も役者さんたちも、すごく熱いものを持っていると思います。その思いが滲み出てくる作品なので、ぜひ興味があればご覧になってください。きっと刺激を受けると思います。

井上:ピアとしては、結婚相手は間違えちゃいけないなと(笑)。ピアはしっかりしてて賢い女の子なのに、うっかり性格の悪いお金持ちと結婚しそうになるので。本当に素敵な人はどんな人か、この映画を観て見極めてほしいですね。そういう目線で観るのも面白いと思います。

水島:やっぱり吹き替えているのが見どころです! 理屈じゃない画面のパワーがあって、あったまりますよね。それに、年明けすぐの放送ということで、1年頑張ろうという気になると思うので最高のタイミングだと思います。

石塚:モナは出産シーンがあるのですが、あそこがきっかけでみんなの価値観が共有されるのでそこは見どころです。作品としてはキャラクターが一人一人素敵なので、悩みを抱えている人が観て少し幸せな気分になって、今年も頑張ろうと思ってくれたらと思います。

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