テレビ東京系列『美の巨人たち』（毎週土曜22:00～）が放送15周年を迎えたことを記念し、11月21日（土）、28日（土）と2週連続で「フランス・ロワール“古城巡り”～愛と野望に彩られた究極の美～」と題し、番組ナレーターの蒼井優が現地の古城を巡る。

同番組は、2000年4月に放送を開始し、今年で15年目を迎えたテレ東の長寿番組。毎回1つの作品（絵画や彫像、工芸品、建築物）にスポットを当て、そこに隠された秘密を掘り下げていく。21日の放送では、今も美しい姿をとどめ、訪れる人々を魅了する多くの古城が残っているロワール川周辺の城を見ていく。

まず蒼井が訪れたのは、かつて王国の首都だったブロワ。その町を見下ろすように建っている「ブロワ城」は、元々9世紀にあった要塞を13～17世紀に増改築を繰り返し、今はまったく姿の違う建物となって、4棟に別れて建っている。最初に改築したブロワ伯爵家が建てたゴシック様式、ルイ12世が建てたフランボワイヤン様式、フランソワ1世が建てたフレンチルネサンス様式、オルレアン公ガストンが建てた古典様式と、すべて異なる時代に建てられたため、さまざまな建築様式で造られているのが特徴だ。そんな古城の全貌に迫るほか、中世時代からロワール川の拠点として栄えた町にたたずむアンボワーズ城も紹介する。