栗山千明、東山紀之と“いけない恋”に落ちる『信長燃ゆ』勧修寺晴子役に決定

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女優の栗山千明が、2016年1月2日(土)に放送される新春時代劇『信長燃ゆ』(テレビ東京系列、放送時間未定)で、主演の東山紀之演じる織田信長と道ならぬ恋に落ちていくヒロイン・勧修寺晴子役を務めることがわかった。

直木賞受賞作家・安部龍太郎の同名小説を原作とした本作は、天下統一を志した織田信長の野望の真実に迫る歴史大作。栗山演じる「勧修寺晴子」は、東宮・誠仁親王の妻で、6人の宮様の母でもある朝廷側の人物。朝廷の伝統や既成概念に囚われない自由な考えを持っており、公家の窮屈な生活に辟易していた時に信長と衝撃的な出会いを果たす。信長の心のうちの孤独を理解する唯一の女性となり、やがて道ならぬ恋に落ちるという役どころ。

勧修寺晴子を演じることについて、栗山は「本当なら内裏の中で決められたことだけやっていればいいのに、朝家のためならと前に出て行く、すごく強くて優しい女性だな、という印象です。男性の中で臆することない、というのは格好いいなと思いました。今を生きる仕事を頑張る女性には共感してもらえるのかなと。いけない恋はダメですけどね(笑)。実在する人物とはいえ、みなさんの中で知っている人が少ない人物なので、私自身が晴子像を提示できればいいなと思っています」と意気込みを見せた。

また、撮影現場の雰囲気を「時代劇はそれほど経験がないので、撮影に入るまでは、所作だけでなく台詞も普段使う言葉ではないのですごく緊張していました。でも、始まってみると現場の雰囲気がすごく良くて、皆さん優しくて、監督も所作の先生も丁寧にご指導してくださるので今は安心して演技できています」と語り、「私はシーンによっては重い十二単の着物や袴をはき、150センチの付け毛をつけ、身動きが取りにくい時もあるのですが、東山さんがさっと手をひいてくださったり、気遣ってくださいます。東山さんはイメージ通りのジェントルマンな方です」と東山の印象を語った。

今年8月、右脛骨(けいこつ)・腓骨(ひこつ)を骨折し、全治2ヶ月と診断されていた栗山。怪我の具合については、「東山さんも監督もみなさん現場で気にかけてくださっているので不安はないです。単純に走ったりするのは医師の先生と相談しながらの状態なので、気をつけなければいけないなと思っています。ケガしてご迷惑をおかけしてしまい、正座できるのか? 動きは大丈夫か? と不安はありましたが、工夫をしながら撮らせていただいています」と明かした。

最後に、「このドラマでは、今現代を生きてる私たちとは違う、その時代を生きていた人の感覚、価値観や思いがすごく描かれていると思います。今までの信長の概念を変えられる、そんな内容になっているのではないでしょうか。東山さんの信長が格好いいです。ぜひご覧ください」と視聴者に向けてメッセージを送った。

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