『ピラメキーノ』6年半の歴史に幕、最終回の見どころは「ピラメキパンダの行方」

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2009年4月にスタートした本格子ども向け番組『ピラメキーノ』(テレビ東京系列)が、9月30日(水)の放送をもって6年半にもおよぶ歴史に幕を下ろすことがわかった。この度、レギュラー出演者のはんにゃフルーツポンチが6年半を振り返り、最終回に向けて熱い気持ちを語った。

2009年4月の18時30分から7時、月曜~金曜のベルト番組として始まった『ピラメキーノ』。2010年4月からは、ベルトに加え金曜19時に『ピラメキーノG』として、ゴールデン帯を飾る快挙を遂げた。はんにゃの金田哲扮する“さとプー”を中心とする番組発のユニット・オンナラブリーの楽曲「Onaraはずかしくないよ」はオリコン第2位を記録。DVDに同時収録された“ピラメキたいそう”は番組に欠かせないコンテンツとなって、全国の子どもたちが踊るというブームを作り今も愛され続けている。2013年4月からは『ピラメキーノ640』とタイトルを変更し、朝帯の5分ベルト番組に。子どもたちが学校に行く前に見られる番組として新しく生まれ変わった。

番組が終了すると聞いて、金田は「生活の一部になっているので、まだ実感はないですね。毎週月曜日といったら『ピラメキーノ』だったので、それがなくなると思うと“月曜日どうしよう……”という感じでさみしいです」とコメントし、川島章良は「僕の野望は、ピラメキーノを見ていた世代の子が、大人になった時に僕たちを使ってくれる、というものです。テレ東に入社する子もいて、ピラメキーノを復活させてほしい(笑)」と、子どもたちに望みを託した。

フルーツポンチの亘健太郎は、「終わっちゃうのかと思うとショックです。ゴールデンタイムに返り咲くことを目標にやっていたので、本当に死活問題です(笑)」と危機感を露わにし、村上健志は「昔ライブでもやったギャグで“パンツ見えるか見えないか”というのがあって、それを番組で10秒くらいのコーナーでやったんです。スタッフも誰も笑わないし“何が面白いの?”と言われたのですが、結構子どもたちが僕を見かけると、そのコーナーについて話してくれて。子どもに受けたのはよかったです!」と振り返り、喜びを述べた。

最終回の見どころを、金田は「色々なことを思い出しながらの“ピラメキたいそう”ですね。正直、今まで誰も完璧に踊れたことがないんです(笑)。なので、最終回ではバシッと決めて、伝説を作りたいです。また、ピラメキパンダの行方も見どころです(笑)」と語り、村上は「最近、最終回を銘打たない番組が多いなか、がっつり最終回に振っていきます。こんな物語性のある最終回ってもう無いと思うので、お見逃しなく! ピラメキーノで育ってきた人は、これを見ないと終われないですよ!」とファンに向けてメッセージを送った。

番組プロデューサーの太田勇は、「6年半で夕方に1000回、朝に500回放送し、200以上のコーナーを生み出してきました。イベントを定期的に開き、CD、ゲーム、おもちゃなどさまざまな商品開発を行い、1つの番組ができる全てのことをやったという実感があります。それが出来たのは、出演者、スタッフ、そして何より番組を応援し続けてくださったファンの皆様のおかげだと思います。本当にありがとうございました。番組が始まった時、31歳だった僕も38歳になりました。まさに30代の青春を捧げた番組だと思います。最後の2週間もピラメキーノらしくいきますので、どうか最後の最後までご覧いただければと思います」とコメントを寄せている。

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