劇場版『遊☆戯☆王』制作好調!テレ東でナナナとカードくんが放送777回をアピール

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1996年から2004年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載された大ヒット漫画『遊☆戯☆王』が、来年誕生20周年を迎える。さらに、1999年に放映を開始したテレビアニメシリーズは今年で15周年を迎え、さまざまな記念企画が開催中。この度、2004年に放送された『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』から制作に参加した実松照晃プロデューサーに、これまでの『遊☆戯☆王』シリーズ制作秘話、来年GW公開の劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』について伺った。

テレビアニメの放送がスタートして今年で15周年。これまでのシリーズを振り返り、「原作者・高橋和希先生の作った漫画をアニメ化したところから始まり、GXから高橋先生監修でアニメオリジナルストーリーを展開してきました。作者の意図をいかに理解して作るかというところに重きを置き、主人公たちを『遊☆戯☆王』らしく作り上げ、さらにダークヒーローの要素をどういう風に入れ込むかを考えて制作してきました。15周年を迎えてみて、“非常に長いスパンでやってきたな”と感じます」と、しみじみ。

また、「GXの主人公・遊城十代、5D’sの主人公・不動遊星は武藤遊戯と同じ高校生。ZEXALの主人公・九十九遊馬、ARC-Vの主人公・榊遊矢は中学生という設定に変えました。視聴者の年齢層が上がってきていたため、もっと低い年齢層にも見ていただくため工夫しました」と裏話を明かした。

原作漫画のキャラクターで、アニメシリーズ1作目「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の主人公・武藤遊戯とそのライバル・海馬瀬人が登場し、完全新作のオリジナルストーリーが描かれる劇場版。原作・脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮を原作者の高橋和希先生が担当する本作の制作に関わってみて、「非常に難しいです。いかに原作の空気感を崩さず、アニメできっちり再現するか。原作のアフターエピソードということで、皆さんが期待していますし、本来なら原作で描くべきものを、高橋先生にお願いして映画でやらせていただくことになりましたので、一生懸命作っております」と語り、「制作は好調です! アフレコはまだまだ先になってしまうのですが、今必死に作画を描いておりますので、もう少々お待ち下さい」と、現在鋭意制作中とのこと。

今後の展開について聞くと、「いろいろな企画を予定しております。先日京都で開催したイベントで、カメラの前で“デュエル!”と言うと、劇場版のエンドロールに名前が掲載されるという企画を行ったのですが、今後のイベントでも行う予定です。皆さん、是非遊びに来て下さい!」とファンに向けてメッセージを送った。

また、9月13日(日)放送の『遊☆戯☆王ARC-Ⅴ』(テレビ東京系列、17:30)第73話で、アニメ「遊☆戯☆王」シリーズ放送777回目を迎えることを記念し、本日からテレビ東京本社前にある時計塔のデザインが『遊☆戯☆王』仕様に変更。『遊☆戯☆王』のキャラクター・カードくんとテレビ東京のバナナ社員・ナナナがここで初めて対面し、記念撮影を行った。この様子を見ていた実松プロデューサーは、「非常にシュール(笑)。『遊☆戯☆王』を広めるために、うみだしてよかったなと思いました」と満足気に語っていた。

さらに、『ARC-Ⅴ』9月6日(日)放送回から、さまざまな記念企画を実施。高橋和希の直筆サイン色紙、漫画『遊☆戯☆王』単行本全巻セットなどが当たる「番組プレゼント企画」や、テレビ東京のホームページ“あにてれ”の特設サイト内にて歴代主人公のSDキャラが登場する「スロットゲーム企画」。歴代5人の主人公のSDキャラのアイコンをプレゼントする「Twitterアイコンプレゼント企画」など、さまざまな企画が満載となっている。

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