KANA-BOON、映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』主題歌に込めた“悔しさと寂しさ”

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連載スタートから15周年、2014年11月に原作漫画の連載が完結した「NARUTO-ナルト-」(集英社 ジャンプコミックス刊)。同年12月に映画「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」が全国公開され大ヒットを記録し、その勢いは止まらない。そして、8月7日(金)より11作目の映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』が全国ロードショー。本作は、原作者の岸本斉史が初めて脚本・キャラクターデザインなど全てを統括する製作総指揮を担当、ナルトの息子・ボルトを中心に、次世代のキャラクターたちを描いた話題作だ。

本作の主題歌を担当するのは、テレビアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のオープニングテーマも担当したKANA-BOON(カナブーン)。ボーカルの谷口鮪(たにぐち まぐろ)さん、ギターの古賀隼斗(こが はやと)さん、ベースの飯田祐馬(めしだ ゆうま)さん、ドラムの小泉貴裕(こいずみ たかひろ)さんにインタビューを行い、主題歌「ダイバー」に込めた思いや、「NARUTO―ナルト―」が大好きだという4人の“NARUTO愛”を語っていただいた。

――映画『BORUTO –NARUTO THE MOVIE-』の主題歌に決定した時の感想は?

飯田:めちゃくちゃ嬉しかったです。テレビアニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のOPに「シルエット」が決定した時も、大好きなアニメとのタイアップ、さらに、映像も僕たちの曲にリンクさせていただいて、本当に嬉しくて。それが今回、映画の主題歌も担当させていただけるということで、僕たちが「NARUTO-ナルト-」を好きだという気持ちがちゃんと届いたんだなと感動しました。好きな人に告白してOKをもらえた気分です(笑)。

谷口:その気持ちわかる(笑)! その分、良い曲を作りたいなと思ったし、自分たちにとっての思い出の曲というか、すごく大事な曲ができるだろうなという、期待みたいなのものも生まれましたね。

小泉:「NARUTO-ナルト-」のアニメや映画は、僕たちの好きなバンドさんが主題歌を担当していたのもあって、僕たちもいつか主題歌を担当できたら良いなと思っていました。今回、アニメだけでなく映画の主題歌も担当させていただけて、願いが叶いました。

古賀:曲を作る時に毎回感じるのですが、背景や気持ちが乗るとさらに良くなるんです。その化学反応を「シルエット」の時に感じて、僕たちの「NARUTO-ナルト-」愛が制作者側の方たちに伝わり、科学反応を感じてくれたからこそ、再び主題歌を担当することができるのではないかと思います。

――主題歌「ダイバー」を製作するにあたって意識したことは?

谷口:曲作りに入る前に映画の脚本を読ませていただいて、4人それぞれのイメージを膨らませて作っていきました。子どもの頃からずっと側にあって、メンバー4人全員「NARUTO-ナルト-」が大好きだったので、具体的に話し合わなくてもイメージは共通していました。なので、曲作りではそんなに苦労せず、スムーズに出来上がった感じです。

――「ダイバー」の歌詞と映画の内容がシンクロしているように思えますが、どんな想いを曲に込めたのでしょうか?

谷口:歌詞は、ボルト目線で書きました。かつて僕がナルトとシンクロする部分があったように、今回はボルトとも通じる部分があって、悔しさや、認められない・見てもらえない寂しさのようなものは自分たちもバンドをやっていて感じる時があるので、特に意識するというよりは、自然と歌詞を書いていてボルトに近づいていけて、自分も思いも表現できたという感じです。

――完成した曲を自身で聞いてみて、いかがですか?

谷口:ちゃんと映画に合う曲が出来たと自負しています。映画が終わって、エンドロールがバーッと流れて、この曲が始まる……っていう絵がもう僕の頭に浮かんでいます。

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