東国原英夫「田中角栄さんなら見直す」新国立競技場問題に言及

公開: 更新:

武田鉄矢、田勢康弘、司葉子、東国原英夫が14日、都内スタジオにて行われたBSジャパン開局15周年特別企画『日本を動かした5人のキーパーソン~秘蔵映像で綴る 戦後70年~』(8月5日、17:58~21:54)の記者会見に出席。その中で、東国原が新国立競技場問題に言及した。

同番組は、美空ひばり、長嶋茂雄、田中角栄、石原裕次郎、松下幸之助という5人の“時代のキーパーソン”と、彼らが残した言葉にスポットを当て、当時の世相・流行・エンターテインメントを織り交ぜながら、戦後70年の歩みを振り返るバラエティー。各時代の証言者として、大谷昭宏、田崎史郎、森永卓郎、石原まき子、田原総一朗、柴田勲が出演する。

1964年に続き、2020年に再び開催される東京オリンピック。総工費が900億円も増加した新国立競技場について意見を求められた東国原は、「あれは見直すべきだと思います。田中角栄さんはコンピューター付きブルドーザーと呼ばれていたのですが、今の政治家はコンピューターだけになってしまっていて、なかなかブルドーザーになってくれる人がいない。もし今、角栄さんみたいな人がいたら“見直すべきだ!”と言うと思います。昭和のような、強いリーダーが求められている」と訴えた。

平成生まれの若い世代に向けて、武田は「キーパーソン5人にはライバルや憧れの人物がいて、そういう人たちとともに昭和という時代を作ったんだと思います。ライバルなくして彼らを語れない。ライバルに興味を持っていただくと、よりキーパーソンを深く理解できる」と見どころを語り、東国原は「この人たちは、昭和を知らない若い世代の人たちにとっての教科書だと思います。この5人を見ていると、昭和という時代がわかります。長嶋さんのネタは今の若い世代にも通用する」と述べた。

5人のキーパーソン全員に会ったことがあるという司は、「皆さん、とにかく明るい性格。すごい感性を持っていて、観客を惹きつけるものがあります。この番組で、そういう所がより浮き彫りになっています」と明かし、田勢は「5人には“人の悪口を言わない”という共通点があります。自身の足で立ち上がり、この座を射止めた」と、彼らの偉大さを語った。

PICK UP