ミャンマーに日本人の作った巨大涅槃像、封印されていた秘話が明らかに

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長らく鎖国状態だったミャンマーの、外国人が立ち入ることができなかった地域に、日本人が作った巨大涅槃像が眠っていることがわかった。6月22日(月)放送の『日経スペシャル 未来世紀ジパング~沸騰現場の経済学~SP』(テレビ東京系列、22:00~23:24)で、封印されていた秘話が明らかになる。

かつて「史上最悪の作戦」と呼ばれ5万人近くの犠牲者を出したインパール作戦の激戦地、カチン州のミッチーナ。そこに知られざる巨大涅槃像があるという噂を聞きつけ、番組の取材班が現地に向かうと、30メートル以上はある巨大涅槃像を発見。象は10年前に建立され、ミャンマー国内の人たちが見に来る新たな観光名所となり始めていた。その傍らに、なぜか日本人の銅像が建っていた。銅像の主は、“坂口睦”というインパール作戦で生き残った日本人。坂口が、50年にも及ぶ資金集めの末、建立されたのがこの巨大涅槃像だというが、なぜこのような象を作ったのか?

番組プロデューサーの鈴木嘉人は、「“ミャンマーのジャングルに知られざる巨大涅槃像があるらしいから行って撮影してきてください”と、割と軽い気持ちでディレクターにお願いしました。すると、埋もれてきた驚くべき戦争秘話が明らかになったのです。この地域の村人はインタビューで、“この悲劇の話は言い伝えられてきたけど、あなた方日本人がこのようにやってきたことで、真実だったことが分かりました”と語りました。まさにあの“ビルマの竪琴”を地でいくような歴史秘話。日本人として心を揺さぶらずにはいられませんでした。ぜひご覧ください」と、コメントを寄せている。

今回、ノーベル平和賞を受賞し、長く軍事政権下で軟禁されてきたミャンマー民主化運動の中心人物アウン・サン・スー・チー氏の独占インタビューにも成功。この日の放送でその模様も公開される。

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