雛形あきこ、演じる役もプライベートも「主導権を握るタイプ」

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5月5日(火)に放送される、BSジャパン開局15周年特別企画『松本清張ミステリー時代劇』第三話「役者絵」で主演を務める雛形あきこが、16日にテレビ東京で行われた会見に出席。自身が演じる役との共通点や、作品の見どころなどを語った。

サスペンスの名手・松本清張の短編時代小説12作品を、一話完結でドラマ化。松本清張作品で初主演を務める雛形は、「清張作品は、その時代の重たい部分を掘り下げていると思います。現代劇も時代劇もあまり変わらなくて、人間が一生懸命生きる姿ひとつひとつを描いているのではないかなと思います」と作品の印象を明かし、演じた“お蝶”については、「普通の女の子だったのにだんだん悪女になっていきます。“男性がいないと生きていけない”っていうのは、現代ではなかなかないことなので、人生の厚みを感じました。生きていく手段がそれしかなかったお蝶は、かわいそうだと思います」と、感想を語った。

また、自身と役との共通点を聞かれた雛形は、「お蝶はどこか頑固な部分があり、“こうと決めたらこれを貫く”という所は似ていると思います。あと、お蝶は男性についていくというより、自分が主導権を握るタイプなのですが、私も結構そうなので(笑)。でも、女性って結構そういう所ありますよね。男性をたてているように見えて、実は女性が主導権を握っているというのは、昔も今も変わらないことだと思います」と明かした。

そして今回、人足の宗太役・松田悟志と、岡っ引きの文五郎役・宅間孝行との共演について振り返り、、「松田さんは、寒い中薄着でかわいそうでした。筋肉を見せてくれるタイプのポジショニングだったので(笑)。若い色気を出していただきました。宅間さんは大人の色気を出していただいて、2人とも素敵でした」と、撮影時のエピソードを明かした。

第1話では、「めちゃ×2イケてるッ!」で雛形と共演している武田真治が主演を務めた「流人騒ぎ」を放送。雛形が撮影に入る前に、武田から感想を聞かされていたとのことで、「シンディー(武田)は、寒い中濡れなきゃいけないシーンがあって、めちゃめちゃ大変だったと言っていました。すっごいボロボロで汚い着物を着せられたらしいのですが、そこに快感を覚えたらしいです(笑)」と話し、記者の笑いを誘いつつ、「そんな大変な中で“演じ甲斐”も感じたみたいだったので、私も撮影に入るのが楽しみでした」と、意気込みを語った。

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