佐々木蔵之介が『松本清張ミステリー時代劇』の水先案内人に

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サスペンスの名手・松本清張が手がけた時代小説の連作短編集から映像化に特に適した12作品を選び、1話完結で全12本を放送する『松本清張ミステリー時代劇』(BSジャパン、4月7日スタート毎週火曜21:00~21:54)で水先案内人を務める佐々木蔵之介、第1話の主演・武田真治、第2話の主演・星野真里からコメントが到着した。

清張の時代小説に深い興味を持っているという佐々木は、「何本か台本を読んでいくうちに、すごく面白くて興奮しました。ストーリーが予定調和にまとまっていない感じ。落ちも余韻で終わらず、カットアウトの感じが心地よかったです。登場人物もどれも個性的で、演じる役者の方々も芝居のやりがいがあるだろうなと思いました。“収まっていない感じ、はみ出ている感じ、テーマも突っ込んだ感じ”が、地上波にはない、BSならではのテレビドラマっぽさが出るのではないかと、仕上がりを期待しています。時代劇だからこそできる“闇”の描き方など、必見のドラマになると思います」と見どころを語った。

初回となる7日(火)は、清張が1958年7月に出版した短編集「無宿人別帳」の中の「流人騒ぎ」を放送。今回、俳優生活25周年目にして、時代劇で初主演を務める武田は、「とても新鮮な気持ちです。役所の不手際のため、島流しに遭ったまま江戸に戻れないという不条理。流れ着いた島で、そこを故郷として暮らす島の娘・くすを募っていく思い。さらに、島からの脱出を企てた時の仲間の裏切りや人間の残酷さなど、この作品には現代にも通じる普遍的なテーマが凝縮されていると思います。忠五郎の苦悩・決断・行動を精いっぱい演じさせていただきます」とコメント。

14日(火)は、短編集「紅刷り江戸噂」の中の「七種粥」を放送。おなじく、時代劇で初主演を務める星野は、「松本清張作品は、細かい役を入れますと、これまでに7作演じており、今回で8作目となります。時代劇だからこそ描かれる人の欲深さを、猫をかぶることなく、生々しく表現したいです。妊娠5カ月を迎えた今、自分の体の変化・環境の変化が未知過ぎて……考えても不安になるだけなので、今は変わらず楽しく働くのみです!」と、意気込みを語っている。

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