神谷浩史、井上和彦『夏目友人帳』SOUND THEATRE再演決定の喜びを語る

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3月21日(土)に東京ビッグサイトで開催された「Anime Japan 2015」内のADKブースにて、『夏目友人帳』のトークイベントが開催。2013年9月に行われた朗読劇「SOUND THEATRE×夏目友人帳~集い 音劇の章(ツドイ オンゲキノショウ)」の再演が発表され、会場に集まったファンから感嘆の声があがった。

本イベントには、夏目貴志役の神谷浩史とニャンコ先生/斑役の井上和彦が登壇。再演が決定したことについて、井上は「ビックリしたよね~!」とコメントし、神谷は「皆さんがどんなリアクションをとってくれるのか気になっていたのですが、すごく素敵なリアクションをしてくれて本当に嬉しかったです」と、安心した様子だった。

月刊誌「LaLa」(白泉社)にて連載中の緑川ゆき原作による漫画をアニメ化した本作は、2008年7月からテレビ東京系列にて放送をスタート。シリーズを重ねるごとに幅広い層のファンを獲得してきた。今回、緑川先生から特別にコメントが届き、「当初は、壺に入った悪魔と孤独な少年が旅をするという設定で、ファンタジーを描いてみたかったのですが、より身近な学生の設定に変更しました。小さい頃、猫を飼ってみたかったのですが叶わず、招き猫が動いたら良いな~と思っていたのを思いだし、少年の肩に乗る怪しい招き猫がくっきりと浮かんだので、主人公たちの形が決まりました」と、裏話が明かされた。それを聞いた井上は、「招き猫で良かった! 壺に入った悪魔だったら大変ですよ。呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」と、某アニメの大魔王のモノマネをしてみせ、神谷は「俺も同じこと考えてた(笑)!」と、大爆笑。

また、この日、今やお宝ともなっている「LaLa」2007年10月号の付録「LaLaトレジャードラマCD」の一部も公開され、今とはちょっと雰囲気の違うニャンコ先生の声に、井上は「音響監督から普通の声でやってくださいって言われたんですけど、僕はすごく抵抗があって。この絵に普通の声なんてありえないでしょ! と思っていました。僕の技術をあなどっていましたね(笑)。アニメのオーディションでは自由にやらせていただいて、それを気に入っていただけました」と、今のニャンコ先生の形が決まった経緯を語った。

最後に、神谷は「アニメが終わって結構な時間が経ってしまったので、原作が続いているとはいえアニメのキャストがトークショーを行うことに対して、どれだけ皆さんが関心を持ってくれるのかと思っていたのですが……たくさんの人が集まってくれて、本当に感謝感謝です。スタッフ・キャスト一同、この作品が大好きなので、作品を愛してくれている皆さんとこうしてお会いできて幸せです。今年の12月にSOUND THEATREの再演をさせていただきますので、また“夏目”の世界は何かしらの形で広がっていくと思います。ぜひお越しください」と作品への愛を語り、井上は、ニャンコ先生の声で「今日はありがとう! 『夏目友人帳』はまだまだ続きそうな気配だぞ! みんなも気を抜かないで応援してくれよな!」と観客に呼びかけた。

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