『銀魂』歴代プロデューサー、空知英秋先生のぶっ込むネタ&「夜遊び」言及にビクビク

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2003年に連載が開始され、これまでに単行本発行部数累計4600万部を超える「週刊少年ジャンプ」(集英社)の看板コミックが原作で、2006年4月からテレビ東京系列ほかで放送されていたアニメ『銀魂』の新シリーズが、4月8日(水)からスタートする(毎週水曜18:00~18:30)。

本作の舞台は、パラレルワールドの江戸。宇宙人・天人(あまんと)の来襲を受け、突如価値観が変わってしまった世界。世俗や流行、常識は現代の日本に非常に近い、宇宙人、高層ビル、バイクに電車などなど何でもありのこの世界で、変わらない“魂”を持った最後のサムライがいた。その名は坂田銀時。普段は脱力系だが本気を出すとめっぽう強い、通称・万事屋銀さん。そして、相棒でアイドル追っかけの志村新八、怪力宇宙人で美少女・神楽の三人が、江戸に起こるさまざまな難題を解決すべく奮闘する物語だ。

これまで、さまざまなアニメのパロディや、数々の芸能人をネタにすることで“問題”となってきた本作。また、2009年の3月に放送された第150話「長いものには巻かれろ!!」では、物語が始まらず、白い背景をバックに黒いスーツを着用した万事屋の3人が現れ「急遽最終回を放送することになりました」と発言。しかし実際は、「原作のストックが切れそうなので、たまるまでは特選再放送を放送する」という発表のための“ニセ最終回”であり、視聴者を驚かせた。さらに、2013年7月に公開された、タイトルに“完結篇”と入った劇場版は、「どうせ“終わる終わる詐欺”でしょ」と思っていたファンの期待(?)を裏切り、壮大なストーリーで構成され、感動的な結末を迎えたため、本当に“完結”したかのように思われた。

そんな中、2014年12月に行われた「ジャンプフェスタ2015」内の「銀魂ステージ」で、会場に来られなかった原作者・空知英秋から届いた手紙が読み上げられた。その最後にアニメ『銀魂』新シリーズ放送決定がサプライズで発表され、銀魂ファンで埋め尽くされた満員の会場からは大歓声があがった。

そんなアニメ『銀魂』の自由な発想を体を張って支えているのが、番組プロデューサー陣だ。毎回、かなり危ない事柄をネタにしていたため、苦情が寄せられたり、放送事故になった回もあったため、「プロデューサーが関係各所に謝罪して回った」と、これもアニメでネタとして扱われた。さらには、諸々の責任をとって丸坊主になったプロデューサーもおり、それさえもアニメのネタにされた。

新シリーズのプロデューサー・松山進は、「大人気原作のアニメシリーズは、本作が“4期目”という数え方のようです。そしてプロデューサーもついに“4代目”になりました。空知先生のコメントや、アニメ作中でしばしば“プロデューサーの夜遊び”について言及されるので、放送開始前からビクビクしています。夜遊びは誰にも見つからないようほどほどに控え、楽しみながら制作したいと思います」と語っており、新シリーズでもかなり過激な展開が予感される。

主人公・坂田銀時役の杉田智和は「放送されるまで信じていません! 楽しみです!!」とコメントしており、また“やるやる詐欺”なのではないかと懸念を抱いている様子。スタート日時は決定しているが、本当に放送するかは当日までわからない。

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