地下鉄サリン事件を知らない若者がオウム真理教に魅せられる理由とは、教祖・麻原の「ラストメッセージ」を公開

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テレビ東京が独自に入手したスクープ資料、元教団幹部など関係者への独占取材、取材に基づく再現ドラマを通じて、凶悪犯罪に走ったオウム真理教の知られざる裏側、そして今なお続く“オウム問題”に迫る特別番組『報道スクーププロジェクト オウムは今も生きている…~総力追跡!地下鉄サリン20年~』が3月7日(土)に放送される。

1995年3月20日、死者13人・負傷者6300人以上を出した地下鉄サリン事件。「救済」をうたい、多くの優秀な若者を引きつけた新興宗教団体「オウム真理教」が起こした凶悪犯罪は、日本そして世界を震撼させた。あれから20年、“オウム”の教えは今なお生き続け、後継団体に向かう若者が増え続けている。何が今の若者を“オウム”に引きつけるのか。オウムの2つの後継団体「アレフ」と「ひかりの輪」に向かう25歳の男性に密着した。

さらに番組取材班は、これまで一部しか明らかになっていなかった教祖・麻原の「獄中指示」の全文を入手。幹部にしかわからない隠語を交えて残された麻原の“ラストメッセージ”の内容とはどのようなものなのか。逮捕後も教団は麻原の指示で動いていたというが、今もなお引き継がれる恐るべき指示を読み解き、麻原の野望を探るほか、元教団幹部や重要人物への独占取材。再現ドラマを制作し、再び動き始めた知られざる“オウム”の実態に迫る。

番組プロデューサーの小松澤恭子は、「“オウム問題”は終わっていない……それが取材を通して私たちが感じたことです。社会への憎悪を抱く“オウム”がなぜ生まれ事件を起こしたのか、これまでの捜査や裁判、報道ではわからないことが多く残されています。番組ではいくつものスクープ資料を入手し分析を続けてきました。20年前に起きた悲劇と私たちはきちんと向き合ってきたのでしょうか。いま明らかになる新事実を通じて“オウム問題”と向き合っていきたいと考えています」と、コメントを寄せている。

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