荒削りな一芸パフォーマーを紹介する『あらびき団』のNO.1決定戦『朝まであらびき団　SP あら1グランプリ2017』（TBS系、12月29日23:50～）の収録が、13日同局にて行われ、収録後にMCの東野幸治（ライト東野）と藤井隆（レフト藤井）が見どころを語った。

今年最後のお笑い賞レースとして、4時間にわたって放送される同番組。東野は収録を終え、「本田翼さんもゲスト。決勝進出者が45組もいて、順番に見ていき……疲れきりました」とため息。「本田さんはスケジュールの都合上、途中で帰ったんですが、（同じように疲れていたのか）ホッとした表情でした」とも話し、藤井も「疲れたのは僕も同じ。パフォーマーの方のネタが終わって、本田さんはもともと痩せていましたけど、スタジオに入ってきたときよりさらにガリガリになっていました」とげっそりして見せた。

東野によると、スタジオでちょっとしたトラブルがあったそうで、「敗者復活の枠もあったんですが、あれはどこまでオンエアするのか……。一つだけ、敗者復活には不正がありました」と述べ、その後は「『あらびき団』は汚れています！」と怒りの表情に。「“ケンケンガクガク”があったんです。あんな一緒にやってきたスタッフなのに……」と落胆し、「いや、楽しかったですよ。でも喜怒哀楽入り乱れるスタジオでした。『あらびき団』らしい収録で」と振り返り、「何があったかはオンエアを見てください！」とメッセージを寄せた。

今回の出場者はかまいたち、キュートン、くっきー、庄司智春、友近、にゃんこスター、マジカルラブリー、ハリウッドザコシショウなどそうそうたるメンバー。「様々なパフォーマーが参加してくれたのは本当に嬉しい」と東野は感謝しきりだったが、一方「4時間である必要もなかった」と話すなど、この日は終始毒舌トークを展開した。

マジカルラブリーについても「合わんわ～」とバッサリの二人。マジカルラブリーといえば、先日の『M-1グランプリ2017』で上沼恵美子を激怒させたことが話題となったが、東野も「上沼さんとそこは一緒」と断言。しかし、彼らの知名度が『M-1』以降上がっているといい、「僕らの手からは離れましたけど、上沼さんの件をきっかけに……」と今後は面白い存在になるかも知れないことを示唆した。

最後は、「最近のお笑いレースは笑いと友情みたいな感じになっていますけど、こっちはそういう要素はこれっぽちもありません。その覚悟で見て欲しい」と呼びかけ、バターぬりえ、ハリウッドザコシショウに続く3代目チャンピオンについても「チャンピオンには期待しないでください」と東野。最後まで毒舌トークで、周囲を笑わせていた。