砂漠、ジャングル、氷河…地球の果てを走る超凡人ランナーが七大陸走破目指す

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アドベンチャーランナーの北田雄夫が、12月3日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00~)に出演する。

「アドベンチャーマラソン」とは、灼熱の砂漠やジャングル、極寒の氷河や険しい山岳地帯。地球の果てを走る、世界で最も過酷なレースのこと。ランナーは一人で寝袋や食料などを背負い、数日間かけ200キロから500キロの道程を走り、そのタイムを競う。まさに肉体の限界に挑む壮絶な世界で、今日本人として頭角を現しているのが、33歳の北田だ。

もとは短距離走の選手だった北田。大学時代はリレーで全国3位になったが、就職と共に走るのを辞める。その後、興味本位でトライアスロンや登山を始めたものの、最初は散々だったそう。水泳は50メートル泳ぐのが精一杯。富士登山では8合目で高山病にかかり下山。初のフルマラソンは4756位。「僕はズバ抜けた能力なんてないし、小心者で弱っちい。でもだからこそできなかったことが少しでもできるようになると嬉しいし、そんな自分にものすごく興味があるんです……」と、北田は語る。

その後、アドベンチャーマラソンの魅力にとりつかれ、蟻が巨大な山を登るかのような地道な努力を続けた結果、世界トップクラスのレースで上位入賞を果たす存在へと成長した。そんな北田の夢は、世界七大陸を走破すること。

番組では、その七大陸目となるアフリカ大会に挑んだ北田に完全密着。インド洋に面したモザンビーク共和国東部を5日間で220キロ走破するという今回のレースは、合計高低差が約7300メートルで、殆どが砂地という超難ルートだ。また日中は気温が40度を超えることもある中、限られた食料で走り続けるため選手たちの体力と精神力は刻一刻と奪われていく。自らを“超凡人”という北田。ならばその強さは一体どこからくるのだろうか? くじけて、泣いて、我慢して……沸き立つような熱い闘いの日々から探る。

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