『君の名は。』ヒロインの上白石萌音『陸王』で山﨑賢人の妹役に決定

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上白石萌音和田正人佐野岳が、役所広司主演の新ドラマ『陸王』(TBS系列、毎週日曜21:00~、10月15日スタート)に出演することがわかった。

池井戸潤の同名小説をドラマ化した本作は、先細る足袋の需要から会社の存続を危ぶむ老舗足袋業者が、培った技術を活かして“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発に挑戦する姿が描かれる企業再生ストーリー。役所は、創業100年以上もの歴史を誇る、埼玉県行田市の老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長・宮沢紘一を演じる。

昨年8月に公開されたアニメ映画『君の名は。』ではヒロインの声を担当、映画の大ヒットと共に大きく注目された上白石。今年7月には、歌手として初のオリジナルアルバムをリリースし、11月にはワンマンツアーを控えるなど活躍の場を広げている。

そんな上白石が今回演じるのは、主人公・宮沢の娘で、山﨑賢人演じる大地の妹にあたる宮沢茜だ。兄である大地を小馬鹿にするところもあるが、天真爛漫でとても家族思いな女子高生。流行に敏感だが、父の作る足袋が大好きで、父と兄の潤滑油のような存在でもある。上白石は「茜が何気なく放つ芯のある言葉の数々に私自身も背中を押してもらいつつ、こはぜ屋の大きな挑戦を茜なりに支えられたら。このチームの一員である幸せを噛み締め、私も全力で走ります! 是非ご覧ください」と語っている。

また和田は、竹内涼真演じる物語のキーマン・茂木裕人も所属する実業団「ダイワ食品」陸上競技部の部員・平瀬孝夫役に決定。チームへの気遣いができるマラソンへ熱い思いを持つ選手だ。和田は大学4年生の時に日本大学陸上競技部の主将を務めており、箱根駅伝にも2度の出場経験を誇る。卒業後は、実業団選手を経て芸能界入りし、俳優として幅広く活躍。志半ばで、ニューイヤー駅伝に出場する夢と実業団ランナーとして生きる道を諦め、役者という新たな夢を追いかけて突っ走ってきたという和田は「まさか再び実業団ランナーとして駅伝を目指すチャンスが与えられるなんて。本当に人生は面白いものだなと、どこか運命めいたものを感じています。平瀬という役には、奇しくも僕自身がランナーとして経験をした栄光と挫折、苦労や悩みがたくさん詰まっています。汗と涙で濡れながら、必死に生きた時代の一つ一つのドラマを、平瀬と共に当時よりもより熱く生きられたら」と熱く語る。

そして、茂木のライバルである「アジア工業」陸上競技部の部員・毛塚直之役には、“スポーツ男子”としても知られ、『最強スポーツ男子頂上決戦』(TBS系列)で総合優勝3回の実績を残し、『オールスター感謝祭』(TBS系列)の名物コーナー「赤坂5丁目ミニマラソン」で優勝経験もある佐野が決定。本作に必ず出たいという思いで、オーディション前からトレーニングを重ねてきたという佐野は「ここまで長い時間をかけ撮影に入る作品は初めてで、とても良い緊張感を保てています。2年前に『下町ロケット』で素晴らしいキャスト・スタッフの方々と共にお仕事をさせて頂き、自分の中で何かが変わったと思える池井戸作品に今回また参加できることを噛み締めながら、そして『陸王』を見て明日も頑張ろうと思ってもらえるように精一杯頑張ります」と意気込みを語っている。

このほか、げんき~ずの宇野けんたろう、前原滉、花沢将人、佐藤俊彦、石井貴就、安藤勇雅、山本涼介といった面々の出演も決定している。

さらに、大規模ロケが行われたことも明らかに。9月22日から24日にかけて、約1万人のエキストラが参加するロケが愛知県豊橋市で実施。23日、24日は道路を一部交通規制しながらの大規模なマラソンロケが行われたという。箱根駅伝ランナー、そしてニューイヤー駅伝を目指したアスリートとして活躍した和田が見せる平瀬としての走り、また佐野演じるエリートランナー・毛塚とライバルである茂木の白熱した戦いなどに期待が高まる。

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