「ビズリーチ」CMで注目の吉谷彩子、池井戸潤作品に出演「夢のよう」と感激

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若手女優の吉谷彩子が、役所広司主演の新ドラマ『陸王』(TBS系列、毎週日曜21:00~、10月15日スタート)に出演することが決定。また、春やすこ上村依子正司照枝の出演も発表された。

池井戸潤の同名小説をドラマ化した本作は、先細る足袋の需要から会社の存続を危ぶむ老舗足袋業者が、培った技術を活かして“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発に挑戦する企業再生ストーリー。役所は、創業100年以上もの歴史を誇る、行田市の老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長・宮沢紘一を演じる。役所のほか、山﨑賢人、竹内涼真、風間俊介、音尾琢真、馬場徹、内村遥、天野義久、阿川佐和子、小籔千豊、桂雀々、志賀廣太郎、光石研、檀ふみ、キムラ緑子、市川右團次、ピエール瀧、寺尾聰といった豪華出演者がドラマを彩る。

1991年生まれの吉谷は、1996年放送のドラマスペシャル『最後の家族旅行』(TBS)でデビュー。その後経験を積み、現在は「ビズリーチ」のCMで女性社員役を演じるなど、CMやドラマで大活躍中の女優だ。

そんな吉谷が演じるのは、こはぜ屋の縫製課で働く仲下美咲。ベテラン揃いの縫製課で最年少の美咲は、高校を卒業してすぐこはぜ屋に入社。右も左もわからなかったが、縫製課の先輩からミシンの使い方や社会人としての心得まで教わる。美咲にとってこはぜ屋は第二の家族のような存在だ。特別器用というわけではないが、真面目に黙々と仕事をこなしている美咲を誰もが認めている。また非常に気遣いができ、周りからも好かれている。

また、11年ぶりのTBSドラマ出演となる春が演じるのは、美咲と同じく縫製課に勤める水原米子。80年代、「春やすこ・けいこ」として“漫才界のピンク・レディー”とまで呼ばれるほど一世を風靡したが、そんな中、TBSで1983年から放送された『スチュワーデス物語』や『水戸黄門 第36部』などにも出演し、女優としても活躍した。米子は、阿川佐和子演じる縫製課のリーダー・正岡あけみに次ぐ縫製課のナンバー2。縫製技術に長けていて、ランニングシューズ「陸王」の完成に向けて熱心に取り組む。

縫製課の明るくパワフルな女性・橋井美子役には、“おばちゃん役”に定評がある上村が決定。『渡る世間は鬼ばかり』や『温泉へ行こう』(いずれもTBS系列)など、数々の作品に出演きた上村は、今年6月に放送されたトークバラエティ番組『マツコの知らない世界』の「再現女優の世界」に出演し、“再現ドラマの女王”として話題を呼んだ。幅広く活躍中の上村が、パワフルな橋井をどう演じるのか注目だ。

そして、縫製課の最年長・西井冨久子を演じるのは、本作出演者の中で最年長となる82歳の正司。3歳から姉とコンビを組み天才少女漫才と呼ばれ、1956年には三味線とギターを使ったネタで一世を風靡した漫才グループ「かしまし娘」の一員だった正司。1981年には松竹新喜劇に参加し、1999年からシリーズで放送された『ホステス探偵危機一髪』(TBS系列)に出演するなど幅広く活躍している。足袋のデザインも担当するベテランの冨久子を、正司がどのように演じるのか注目が集まる。

吉谷、春、正司のコメントは以下の通り。

<吉谷彩子>
池井戸作品に自分が参加できるなんて、今でも夢のようです。美咲は不器用だけど仕事は真面目で諦めないところが魅了的な子だと思います。そんな美咲の成長も一緒に見て楽しんでいただけるとうれしいです。このような錚々たる皆様とお芝居ができる機会は滅多にないので、存分に楽しみたいと思います!

<春やすこ>
久しぶりの連続ドラマのレギュラーに、緊張の撮影初日。こはぜ屋の作業場に足を踏み入れたと同時に自然と生まれた、こはぜ屋従業員の一体感に助けられました。漫才界の大先輩、正司照枝師匠とご一緒できることも大変心強く、また、身の引き締まる思いです。ドラマをご覧の皆様に、こはぜ屋のぬくもりや熱き想いが伝わるよう、おばちゃんパワーで精一杯頑張ります。

<正司照枝>
ベテラン女工のお役です。「こはぜ屋」のミシンの音と共に歩んできた老女の人物像に思いを馳せております。“シューズ陸王”の完成に寄与できますように……。

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