竹内涼真『陸王』出演!怪我で挫折したランナー役に「運命感じる」

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若手俳優の竹内涼真が、役所広司主演の新ドラマ『陸王』(TBS系列、毎週日曜21:00~、10月スタート)にキーパーソン役で出演することがわかった。

池井戸潤の同名小説をドラマ化した本作は、先細る足袋の需要から会社の存続を危ぶむ老舗足袋業者が、培った技術を活かして“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発に挑戦する企業再生ストーリー。役所は、創業100年以上もの歴史を誇る、行田市の老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長・宮沢紘一を、紘一の息子・大地役を山﨑賢人が演じる。

竹内が演じるのは、物語のキーとなる陸上競技部員・茂木裕人。学生時代に箱根駅伝5区を走った有力選手で、実業団「ダイワ食品」期待の新人だったが、国際マラソンで膝を痛めてしまう。そしてその原因が走法によるものと判明し、フォーム改良に取り組む中で、「こはぜ屋」のランニングシューズ「陸王」に出会った、「陸王」開発の鍵を握る最重要人物だ。

半年前に行なわれたオーディションにて激戦を勝ち抜き、茂木役を射止めた竹内。その後、多忙な合間を縫ってトレーニングを重ね、文字通り過酷な撮影に挑んでいる。サッカー経験者であるものの、長距離ランナーは未経験の竹内が、どのような演技をするのかに注目が集まる。

今回の役に運命的なものを感じているという竹内は「怪我で一線を退いてしまうスポーツ選手はたくさんいると思います。僕もその1人でした。その中で怪我から気持ちを切らさず這い上がる茂木を、僕自身の経験と照らし合わせながら自分にしか出来ない茂木を繊細に表現していきたいと思います。また、テレビ中継やニュースなどではあまり描かれない選手をサポートする企業、スタッフ、シューズ等、人と人との繋がりや支え合う姿にも注目していただければ。茂木裕人という魅力的なこの役を1話1話ストイックに全力で演じ、皆様に愛される作品になるよう頑張ります」と語っている。

このほか、ベテラン俳優陣の出演も決定。茂木が所属する「ダイワ食品」陸上競技部の監督で、厳しくも温かく部員たちを見守る城戸明宏役に、TEAM NACSの音尾琢真。「こはぜ屋」の経理担当で勤続40年以上のベテラン、先代の頃から「こはぜ屋」の番頭を務める富島玄三役に、志賀廣太郎。「こはぜ屋」が新規事業であるランニングシューズの開発に乗り出す際、その豊富な知識で宮沢に対し数々の助言を与えるスポーツショップ経営の有村融役に、光石研。そして、「陸王」の完成に欠かせない素材「シルクレイ」を作っており、既に倒産した「飯山産業」の元社長・飯山晴之をどんな時にも献身的に支える妻・飯山素子役にキムラ緑子といった布陣だ。そして、この飯山晴之を演じるのは、寺尾聰。「こはぜ屋」が大手スポーツメーカーのアトランティス社と真正面から戦うのに重要な役割を果たすことになる。

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