由美かおる「見えないように入るのが大変」『水戸黄門』初入浴シーン裏話を披露

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阿川佐和子が、毎回各界で活躍する著名人とトークを展開する『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)。8月12日は、女優の由美かおるがゲスト出演。人気時代劇シリーズ『水戸黄門』での入浴シーンにまつわる秘話を語った。

60代の今もなお、10代の頃のスタイルをキープしているという由美。「昔のお洋服もジーパンも全部入ります」と話す由美に阿川は「昔って、いつ頃の?」と質問。すると由美は「えっと、50年前?」と驚愕の返答。阿川も「信じられない!」と羨望の眼差しを。

由美は小学6年生の時、友達に誘われ西野バレエ団へ。先輩である金井克子を間近で見て「きれいだ~」と感動したとか。入団から4年後、“師匠”である西野皓三から金井のように歌ったり踊ったりしないかと言われたことがきっかけとなり、ダンサーとして伝説の深夜番組『11PM』(日本テレビ系)でテレビデビュー。視聴者から「あの子は誰?」と問い合わせの電話が殺到した。しかし、連日続いた歌と踊りのレッスンがハードすぎてダウン。「金井さんにピンチヒッターをしていただいたことがあります。先輩というのはありがたいですね」と、当時の裏話をテレビで初告白した。

女優デビューは16歳。石原裕次郎から直接オファーを受けたという。その後も、勝新太郎、橋幸夫ら多くのスターたちと共演。一躍人気者となった由美は、TBSの番組でインタビュアーとしてイタリアを訪れた際に、現地の社長に見初められ、イタリアに永住して活動してほしいと言われたこともあったとか。「日本でも非常に忙しかったのでお断りしました。もし、引き受けていたら、また違った人生があったかもしれないですね」と懐かしそうに振り返った。

そして、由美と言えば、ご存知『水戸黄門』(TBS系列)の女忍者・かげろうお銀役。25年にわたって出演した彼女の代表作である。実は、レギュラー初出演時は、敵役として登場。黄門様の命を狙うためお風呂に忍び込んだ入浴シーンが話題を呼び、シリーズには欠かせない“お約束”の場面が誕生した。劇中で200回以上もお風呂に入った由美は「女性っぽく、色っぽく見てくださるのは非常にうれしいですね。竹を割ったような性格なので(自分と逆のキャラクターを演じて)とても楽しかったです」と名物シーンを回顧。阿川から「忍者としての格好もモダンでなかなか素敵」と褒められ「どちらかというと私は戦うほうが好き。お風呂はゆっくり自宅で入るのが一番気持ちがいい(笑)」と笑顔を見せた。

ちなみに、初登場の岩風呂は地面に穴を掘り、ブルーシートを敷いてお湯を入れただけという簡単な作り。そのため、どんどんお湯が減ってしまったようで「水着が見えないように入るのが大変でした」と撮影秘話を明かした。電熱器を使い、一日掛りでお湯を温めたりするなど、スタッフたちの頑張りがあの名シーンを支えていたという

記憶の中で今でもきらめく1曲は、ドリス・デイの名曲「TEACHER'S PET」。『11PM』に出演した時、この曲に合わせて超ミニスカートに網タイツ姿で踊った思い出を語った。

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