『渡鬼』初の3時間SP!眞のイクメン化、貴子の家出と波乱の展開

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橋田壽賀子が脚本を手がける国民的ホームドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系列)の最新作が、9月18日(月・祝)20時より初の3時間スペシャルとして放送されることが決定した。

同作は、1990年のスタートから21年にわたり全10シリーズを放送、2011年9月に連続ドラマとして終止符を打った国民的ホームドラマ。近年はスペシャルドラマとして放送を重ね、お茶の間を楽しませてきた。

昨年のスペシャルでは、中華料理店「幸楽」の改装問題で、小島家や五月(泉ピン子)が大きく揺れた。同時に五月の息子・眞(えなりかずき)の妻・貴子(清水由紀)が妊娠していることなども織り込まれたが、今作ではその子育てを巡る騒動が描かれる。さらに、貴子の家出、眞のイクメンぶり、五月と眞夫婦とのギクシャクした関係も展開。一方、日向子(大谷玲凪)が切り盛りする「おかくら」には、店の株主として五月をはじめとする5人姉妹が顔を揃え、前回から1年経った各々の生活ぶりが語られる。

五月は60歳の設定だが、自身は9月で古希を迎えるピン子は「70歳になってセリフが覚えられるか不安でしたが、何とかやっています。『渡鬼』はもう役が身体の一部になっていて、役作りしなくてもしゃべり出したらもう五月になっている感覚です」と愛着を持っていることを明かす。また「本シリーズのほとんどはスタジオ収録ですが、今回は何とクランクインからロケ、しかもこの真夏の炎天下。精一杯頑張りますので観て楽しんでください」と語っている。

石井ふく子プロデューサーは「前作で、五月は眞に頼まれないことを繰り返し、息子夫婦から迷惑がられましたが、子どもが生まれたらまた大変なことになっています。これがきっかけで新しい“嫁姑問題”が起きてきそうです」と波乱を予感させるコメントを。「思い返せば『渡鬼』は最初、キミ(赤木春恵/五月の姑)と五月のギクシャクが物語の中心でした。その立場が今、変わろうとしています。家族のドラマというのはつくづく奥が深いとも思います。最新作をぜひお楽しみに」と呼びかけている。

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