要潤、新ドラマで渡辺直美と夫婦役!浮気な“ゲス夫”役に批判歓迎

公開: 更新:

渡辺直美主演の新ドラマ『カンナさーん!』(TBS系列、毎週火曜22:00~)が、7月18日に15分拡大でスタート。本作は、2001年から2007年に漫画雑誌「YOU」(集英社)に連載された深谷かほるによる同名漫画のドラマ化。渡辺演じる、雇われファッションデザイナーの主婦・鈴木カンナが、家事や子育てをこなしながら奮闘する姿が描かれるポップな一作だ。ゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演を務める渡辺が「自分のことかと思った」と驚くほど、原作漫画そっくりのビジュアルも話題となっている。

そんな中、カンナの夫で、小さな会社で社長を務める天才CGクリエーター・礼を演じる要潤さん。優しくてイケメンな礼にカンナはメロメロだが、自由奔放で芸術家肌の礼は最悪のタイミングでカンナを裏切り、浮気をしてしまう“ゲス夫”でもある……。

今回は、確かな演技力で二枚目にも三枚目にも定評のある要さんにインタビューし、渡辺さんと共演している手応え、“ゲス夫”を演じる上で意識したこと、カンナのようにピンチが襲いかかってきた場合に乗り切るコツなどを伺った。

――渡辺さんと夫婦を演じると聞いた時のお気持ちはいかがでしたか?

とても意外でしたが、原作コミックの表紙を見た時に納得しました。とてもピッタリですよね。直美さん自身もパワフルでポジティブなので、現場では本当にカンナさんを見ているようです。

――台本を読んだ感想はいかがでしたか?

とても読みやすく、クスッと笑えて泣けるストーリーでした。昨今とても不倫が騒がれているので、とてもタイムリーに感じましたね。また、シングルマザーで頑張るお母さん方が勇気をもらえる作品だと思いました。

――『逃げるは恥だが役に立つ』『あなたのことはそれほど』など、ヒット作が続いているTBSの火曜ドラマ枠ですが、星野源さんや東出昌大さんなど、主演女優だけではなく相手役の俳優も毎回大きな話題を呼んでいます。今回は満を持しての要さんということで、意気込みの程はいかがでしょうか。

全然意識していなかったのですが、頑張らないといけませんね。僕が演じる礼は、女性の敵のような役柄なので、批判をたくさんいただくと思います。逆に、そうならないとこの役は失敗なので、ちゃんと批判してもらえるように演じたいです。麗音(カンナと礼の息子)以外、登場人物全員のキャラクターが強烈なので、それが良い感じに混ざり合えばと思っています。

――“ゲス夫”が主人公の相手役というのも、珍しいですよね。

そういう時代になったんですね。テレビで“ゲス”なことをやってもフィクションとして楽しんでいただけるくらい、普通のことになってきているんだなと思いました。

――礼の“ゲスっぷり”を出すために意識した点はありますか?

脚本家のマギーさんが男性なので、男性寄りに書いてくれているのかなという気はします。ゲスな人って気の赴くまま生きているけど、自分なりの人生論を持っている。端から見ると間違っていることも平気で堂々と言えてしまうというか、間違ったポリシーを振りかざしていると思うので、それを見せていきたいです。それで、「こういう人だからしょうがないよね」と思われるのが良いんだと思います。そういう男っぽさ、やんちゃさが出るように意識しています。

――「自分がゲスだな」と思う部分はありますか?

ありますよ……(笑)。ゲスというか、「しっかりしてそう」とよく言われるんですが、全然しっかりしていません。趣味もないし。バラエティーに出る時、必ず「趣味は?」とか「集めているものは?」とか聞かれるので、みんな色々と回答を準備しているのですが、僕はそれを一向にやらないので、そこは怠け者だなと思います(笑)。

PICK UP